彗星のように燃え尽きたい

 いい加減覚えましたよ、抹茶が駄目な生徒と餡子が駄目な生徒がいるから、お土産はその二つを避ける……ってなったら意外と京都は難しいな。クラス44人、担任団、進路指導室、「もりき」のお子様、Hさん、と5種類のお土産を購入し、8時半の新幹線でK市に戻る。昼過ぎに職員室に入り、5時間ほど仕事。その後、17時とかいう通常じゃ考えられない時間にオープンした「もりき」でHさんと一緒に呑む。旅行帰り「もりき」は定番ですけれども、今日はマスターもHさんも昼から中央公園で行われた「日本酒フェスタ」に行くって言ってましたからね、マスターほろ酔い、Hさんボロ酔い。

 堀井憲一郎『やさしさをまとった殲滅の時代』読了、★★★。『若者殺し~』の続編かつ劣化版。でもまぁ、これはゼロ年代の空虚な崩壊がそのまま文章になっていること(堀井氏の観察眼はやっぱりとんでもない)を考えたら仕方がないのです。しりあがり寿の『方舟』のような、ね。
 周木律『双孔堂の殺人』読了、★★。
 久保保久『よんでますよ、アゼザルさん(10)』読了、★★★★。結局これが旅行中一番楽しめた本なのかぁ(相変わらず下品下劣で相当面白い)。