朝までナメてれば

 検尿一つで盛り上がれるのが男子高校生の日常。朝の廊下で、ピーボールを持ってトイレに向かう高2男子お二人様。「やり方分からんから手伝ってよ~」「何でだよ!」と腐女子ゴクリのじゃれ合い方で通り過ぎざま、「いけのとせんせ~、やり方教えて~」と言われたので、「左手はそえるだけ」という魔法の言葉を授けました。「検尿が格好よくなった!」
 検尿一つで盛り上がれるのが男子高校生の日常。今度は我らが高3A組のSHRに入ったら、生徒2人が「保健室前に試験管(←ピーボールのこと)を立てかける提出というのはいけませんな」「女子の尿を巡る犯罪の温床となりかねん」とかアホ丸出しの討論をしている。「何だよその犯罪って」と横から口出したら「かぐのむあびる」だって。お前は糸井重里か、ヘンタイよいこか。

 検尿があるということは健康診断があるということ。5限体育館で、視力聴力三測などの列に並ぶ生徒の監督。体操着で来いっつったのに校則違反Tシャツで来るやつらに文句を言いながら(←叱れよ)、その数が圧倒的に少ないことに驚く。よいこか。