堂々登場 描く未来生み出すコンパス

 私は、小学校(公立西小倉小学校)の時は小学校の先生になりたくて、中学校高校(私立F校)では中学校高校の先生になりたくて、それなのに大学(国立東大)に行っても研究者・大学の先生になりたいと思わなかった人間です。高3のはじめ頃まで、職業や経済的なことを考えて第一志望を福岡教育大学にしていたのですが、母君が東京行きをお許し下さってそれを東京学芸大学に変え、とある本と出会ったことをきっかけに東大に変えたのですね(東大でも教員免許が取れると知ったため)。

 早朝の電車でJRのK駅を出発し、90分のガタンゴトン読書。目的地は福岡教育大学。少なくない可能性で私の母校になっていたかも、という大学です。教員免許更新のための講習を受講するんですね。受講する方も大変ですし、教えさせられる教官方も大変なことでしょう。今日明日の2日間で講義12時間と試験。
 最初のガイダンスにて講義で使用のパワポ資料一覧を渡される。ざっと目を通して、絶対に単位が取れるようになっている講義だということを確認できたので、後は夕方まで時間が過ぎ去るのを待つだけ……かというと然に非ず。確かに講義で教授される知識自体には興味が無い(というより、それをインプットするのに殆ど労力を使う必要が無い)のですが、壇上の先生方(複数人輪講)の語り方、立ち居振る舞いを観察するのは楽しいんです。こういう機会について記述するときに毎回書いているような気がしますが、どうして「教員」って、壇上であんなに堂々と振る舞えるんでしょうかねぇ。私、それが絶対にできない(壇上挙動不審教師!)んですけど、十年やって駄目なんだからもう諦めるしかないんですかねぇ。壇上の威厳・自信、金で買えるなら1000万くらいは出します(ローンで)。

 大学校内では、蛇と蛙とを見ました。大学生気分に浸るために昼食もがっつりとろうと食堂へ行ったのですが、味量値段イマイチだったので、明日は駅前の喫茶店でステーキ丼を食べよう。