ベタなマンガみたいなフラグ まさかね自分が立てちゃうなんて

 朝イチの体重計が被服で68.0㎏、勝ったぞー!
 でもって、12月30日の武道館清水ミチコ、チケット2枚当選したぞー! 年末は「もりき」の忘年会をキャンセルしてオツカル様との東京デートだぞー!

 某大工学部、情報系の学科(草食系PCが嫁派の男子が55人、女子5人)に進学した63回生Hくんから聞かせてもらった恋愛(系の)話が面白すぎて。
 H「学科の誰でも自習したりゲームしたり寝泊まりしたり出来る部屋がありまして、家が遠いっていう理由でそこに寝泊まりしてる女子がいまして」
 私「その行動に何の危険も伴わない学科なわけね」
 H「そうですよ、襲われるなんて考えられません。で、ある日僕がいつものようにその部屋のゲーム機で格ゲーをやってましたら、その女子が『教えて』と」
 私「ほうほう、初対面」
 H「って訳ではないんですけれども、その一週間くらい前から同じクラスのAくんといっつも一緒だから2人はつき合っていると思ってまして。でもゲームで対戦するくらいなら。で、ゲームしながら世間話的に、彼女には兄さんがいる、僕には妹がいるという話になった時に」
 私「時に?」
 H「彼女が、『じゃあ、今日から兄さんだね』と僕に」
 私「……何が『じゃあ』なの?」
 H「知りませんよ。でも『おぉ、じゃあそっちは妹』と」
 私「……続きは?」
 H「で、ある日『妹』がその部屋で僕に『兄さん、帰ろう』と」
 私「えっと、君んちに?」
 H「そう。兄さんの家は妹の家。『汚いよ?』って言ったらそれでもいい、と。で、部屋に入るなり『兄さんの部屋、汚い!』って」
 私「それで」
 H「『私が部屋の掃除をするから、兄さんは洗い物を』と」
 私「掃除が始まった!」
 H「で、部屋を掃除して、夜になったら『兄さん、寝よう』と」
 私「そらそうだ、自分の家だから」
 H「うちには僕のベッドの他に来客用の布団があるんですけど、流石に女の子を布団というのはマズいだろうと思いまして、僕は布団で、妹はベッドで」
 私「兄さん紳士だ」
 H「そしたら、『兄弟なんだから、一緒のベッドでいい』と妹が」
 私「(なにそのラノベ展開)」
 H「で、二人で並んで寝まして、朝気づいたら手を繋いでまして。それを、その日から毎日」
 私「……妹さん、彼氏が居るんじゃなかったっけ? Aくん」
 H「そうなんですよ。だから同じ学科の人から『AくんがHのことを相当睨んでる』と忠告を」
 私「(三角形~三角形の恋は~きまぐれ~)」
 H「で、毎日帰って一緒のベッドで、って何もしてませんよ、手繋ぐ以外は、っていう生活を一週間続けたある日の夕方、突然『兄さんに大事な話がある』と駐車場に呼び出されまして、『実はずっと好きな男の人が居る』と」
 私「きききき、来たあああああっっっ!」
 H「『お、おう』ってなるじゃないですか。そしたら妹が、『私、ずっとBくんのことが好きなの!』って」
 私「って誰やねんB! お前、妹、リアルサークルクラッシャーやないか!」
 H「そうなんですよ、笑っちゃいますよね」
 私「で、お二人暮らしはそれっきり?」
 H「ですよ。その前の日に妹、自分ちに帰るのが面倒くさいから、って冷蔵庫の中身を僕んちのに全部移して、自分ちのはコンセントまで抜いてきたのに。もう訳がわかんない」
 私「で、Bくんとつきあい始めたの?」
 H「ですね。Aくんからボコられるのが僕からBくんに」
 私「いや~、趣深いわぁ。サークラって本当に居るんだねぇ」

 同じHくんの、Facebookを通じてLINE登録を強要してきた大昔の同級生女子が盛んにリストカット擁護のネタを振ってくるのが怖くて距離を置いていたら、数ヶ月後に突然「つき合って」と言われて承諾し、その後夏休みの初デート計画中に突然「やっぱり別れる」と一度も会わないまま彼女に振られた、という話も香ばしくて素晴らしかった。
 私「あんた、メンヘラホイホイじゃないか」

 授業無しの一日は、添削・授業準備のデスクワーク三昧。高校3年生がセンター型の模試受験二日目、私は最後の自己採点の監督のみ。
 模試後は、長い長い(90分!)の学年集会。ほぼ存在感ゼロの(今年度だけの)副担任である私が何とマイク独占、という状態になるのは、センター試験の受験料払込用紙の記入をその集会で行うため。私、進路指導主任ですので。この欄には住所と名前と電話番号、この欄には名前だけ、銀行は福岡銀行で支店は東京支店、等々一ヶ所ずつ説明をしながらその場で書かせていくのです。
 後、昨日行われた第二回校内模試の成績検討会を受けて、進路指導部からということで10分ほど話せ、との拝命。そういうのは正直苦手なのですが、授業も無いことだしPC室で20分ほどかけて原稿を書き上げて壇上お喋り。原稿つきのスピーチは生徒に対して失礼なのですが、いかんせん成績データや出題された私以外の先生の発言を引用しつつの話なので、間違いが無いように。話の内容は、昨年度一年かけて63回生に話したことのベスト盤、DJリミックスみたいな感じ。でもって63回生浪人生と64回生現役生との差が非常に小さいのは浪人生の失速気味が大きな理由、受験すら覚束ないのが居るのは非常に情けない、とこれは63回生を担当した立場からの発言ですがあんまり言い過ぎると「池ノ都=浪人生おdisり芸人」みたいなことをTwitterFacebookだLINEだで言われてしまうので自粛。

 夜は「もりき」でいつもの独酌。体重減少計画は明日達成させて、明後日にはだめ押したい、ということで肴はゴマサバと冷や麦だけ。