おや、お客さまどこへ? そんなにフラフラで

 7時に出勤して板書準備、本日夏休み後期課外授業最終日は、高1内進B~Eクラスを1~4限で走り抜け。土曜時制なので3・4限の間の中休み(通常10分よりも長い20分休み)がなく、1限開始8時55分から4限終了12時45分まで、職員室には一度も戻っていません(10分休みは次の授業の教室で板書準備)。4限終了時にはクタクタ。
 4限の後で職員室に戻ったら、67回生元高1A(私の担任クラス)出身の医学部女子3人娘(当時の出席番号順に九大Tさん・熊大Tさん・長大Hさん)が凱旋訪問に来ており。アイスコーヒーをお出しして(来客用の飲み物・氷を職員室の冷蔵庫に入れています)、歓談。内進生より勉強しない高1Aは珍しいと言われた彼彼女達です(←担任が悪い)が、その中にあって今日ご来校の3人は従来の外進生を彷彿の真面目さでしたから、大学での生活も誠実そのもの(だと思います)。今日日、講義を一番前の席で聴くって、なかなかなんじゃないでしょうか。自炊は、どうぞ頑張って下さい(誰にでも出来るということは、ついこの間までの私の生活で確認しています)。

 昨日引き取って洗った洗濯物を手に提げ、自転車で介護施設「I」まで往復。途中、ディスカウントショップでジュースの追加を。施設のリビングには大型の冷蔵庫が置いてあり、入所者の食べ物を(名前と日付を書いて)入れるようになっています。「I」は主に緩和ケアの老人が入所する施設ですが、必ずしも母君のように寝たきりの人ばかりではないので、動ける方々は食事をリビングで取り、好きなスイーツやドリンクやを冷蔵庫に入れておられるようです。

 夜は、野菜料理「B」で読書独酌、から小料理屋「S」に行ったのですが、腹ごなしに文化街から自宅まで歩いて帰ったら(40分強)小腹が空いてしまい、久しぶりに(母君が買われたきり召し上がらなかった)カップ麺などを食べてしまいました。マッチポンプな上に背徳感が凄い(小さな頃、カップ麺とコーラとがNGだったのの名残です)。

 高野光平『発掘! 歴史に埋もれたテレビCM 見たことのない昭和30年代』読了、★★★★。黎明期10年間(1953~1964)の、ほぼ無名のCM群を題材にして、当時のCMの制作事情からその時代背景までを縦横に論じた労作。研究機関が保存しているCMの数が某大であろうからその取り上げ方に恣意があるのか否かは判別がつきませんが(真摯な筆致からそうではないことが伺えはします)、辛うじて「ソノシート」が雑誌の付録だったのを記録している程度の1980年生まれにも充分楽しめる内容でした。所謂「歴史学」が対象とするような古い時代ではないついこの間(高度経済成長期)のこと、これが意外に研究するのが難しいというのは言われてみなければ気づきませんね。CMも、多くが散逸していたり、権利関係でアプローチが難しかったり、ハードルが沢山あるようです。現役のF校生の年代は、そもそも「フィルム」とか「テープ」とかいう言葉の意味が判らないかも知れません。