ゆっくりゆっくり下ってく

 本日は定期テスト4日目で私は高1古文の出題があり、出題語は採点をガシガシガシガシと。明日は授業が無いので終日(とは言っても元々半ドンですが)年休をとり、家でだらだらしたり採点をしたりします。

 介護施設「I」にて、S先生からのお手紙を託かりました。施設の方によると、今週・来週あたりにその時が来る覚悟をしておくべきでしょう、と。お手紙の一部、抜粋。
 【意識が落ちて、脳の機能が低下することにより、いままではバランスを維持できていた他の臓器、細胞がその命を終え始めております。脳が身体全体をコントロールしていることがよく理解できます。/施設スタッフ、訪問看護師さんといった方々のおかげで、Y子さんの身体は本当に清潔に保たれ、穏やかな日々を過ごされています。身体の機能の低下を医療側が感じ取りながら、点滴の内容や量、痛みの管理などを随時調整してきております。/10月9日の血液検査でも大きなバランスの崩れは認められず、貧血も腎不全も肝不全も認められない状態でした。とても良いと判断します。一方で、やはり命は終わり始めていますので、点滴の仕方も変更しました。栄養の問題が心配になられるとは思いますが、既に終わり始めている命ですので栄養はさほど必要としない状態となっておられます。その状態でバランスを取ることで、肝臓や腎臓にも負担をかけずに、今を生きていく事ができるとご理解ください。/これからもホスピスケアを継続していきます。意図的に命を長らえさせようとはいたしません。過剰な医療行為が展開されてしまうからです。また、意図的に命を短くするような対応も当然行いません。あるがままを、最後まで支援・維持し、命を使い切って旅だっていかれるようにケアを展開します】

 下村幸子『いのちの終いかた 「在宅看取り」一年の記録』読了、★★★★★。ここに書かれているのは私と母君とのことです。前述のようなお手紙を先生から頂戴するということが何を意味するのかは、この本を読んだばかりなのでよく理解できます。

 とは言っても、私に出来ることは「日常性の維持」に尽きます。取り敢えずは、定期テストと校内模試の採点。仕事ばかりではバランスが悪い、明日の夜はHさんと観劇(三谷幸喜)の予定もあります。