石山新次郎

 TQCの後輩某くんが、本校入試期間を前にしてインフルエンザで教室も職員室も『金田一少年の事件簿』みたいに人が減っていくF校のことを慮って、専門の業者が開発した除菌剤(8倍に希釈して霧吹きで噴霧するタイプ)を送ってくれました。某くんは薩摩の私立一貫校出身でいらっしゃるので「敵に塩を送る」ことになるのですが、と仰っていましたが、いえいえここは共存共栄ということで有難く頂戴致します。お礼はいつか美味しいものを奢りますんで。
 で、早速、霧吹きが5本入っていたので、高1A~E組の5クラスで使ってみるということで、本日、高1A組の授業に霧吹きを持って行き、「こちらの霧吹きを空中に噴霧、或いは皆様が共通して触られる例えばドアノブなどにシュッと致しますと、あ~ら不思議悪いウィルスが忽ちの如く」と宣伝しながら教室を歩き回り、あっちでシュッ、こっちでシュッ、と。生徒さんたち、きゃあとかいやぁとか言いながら身をかわそうとなさるんですが、なんなんでしょう、若しかして自らが人間じゃなくてウィルスだという自意識でもお持ちなんでしょうか。
 因みに、8倍希釈は、化学実験室でビーカーをお借りして、蒸留水を使って行いました。念入りに、念入りに。

 高3文系東大漢文の授業が1コマ。これは放課後までに添削を終わらせてSHRで返却。これで、文系東大諸氏の今年度の授業は最終回になりました。2月からはテスト会が始まりますが、これは演習形式の答案を添削返却するだけで、解説授業はありません。

 夜は、事務嬢さんと肉料理「I」。肉割烹のお店に改装してから初訪問、メニューの数がかなり増え、牛串がかなり充実していていました(カウンター前に牛肉専用のネタケースが置かれていました)。一品の値段はやや上がりましたがアルコール類の値段はこれまでと同じなので、我々のように(田中邦衛の台詞とは違う意味で)「食べるまえに、のむ」というタイプの人間が払う料金はそんなに変わりません。