首切り王子と愚かな女

 午前中は年休で、銀行に行ったりクリーニングを出したり書斎で作業をしたり。「CoCo壱番屋」で高いカレーを食べてから出勤。本日は夜が遅いので確りと昼食を。
 学校では昨日故障したクーラーの影響で教務部長が大童(済みません、本来は私の仕事なのに)。業者が入って半分以上のフロアは直ったものの、高3を始め3学年のフロアで故障したままで教室内は地獄の様相。そこで、時間割とにらめっこしながらHR教室が使えないクラスの授業を使っていない(且つクーラーが壊れていない)特別教室に移すという膨大なパズルが発生したのです。物理実験室で国語の授業、美術教室で数学の授業、など新機軸。一部生徒が学校内を遊牧民の状態でした。

 夜は、Hさんと演劇鑑賞。K市のシティプラザには近年良い舞台が回ってきます。天神から30分、博多から20分弱というのはどちらも山手線半周(未満)の時間、事実上博多・天神と同じエリアだという扱いなんでしょうか(知りませんけど)。
 今日観たのは『首切り王子と愚かな女』。舞台上には稽古場がそのまま再現されていて、中央の舞台をぐるり取り囲んでいるのは役者ごとに与えられたブース(着替えたり座って水分補給をしたり)。開演前に、役者陣は役柄では無く役者本人として(多分)ブースに入って座っているんですね(役者がブースに入った後で入場してきたお客さんも少なくないくらいでした)。
 ミュージカルではないのですが、主演の井上芳雄は歌を口ずさむシーンが幾つか。地声から歌声への変わりようが見事で最初は口パクかと疑った程、歌が上手過ぎます。ヒロインの伊藤沙莉はパワーがあり過ぎ。他の出演者陣の方までしかない小柄な体躯で舞台上を駆け回り、例のハスキーボイスで絶叫しまくり。そして、若村麻由美は美し過ぎ。
 ストーリーは省略。シリアスなダークファンタジー(コメディシーンはあり)が弛緩無しで続く濃密な145分で、カーテンコールは満座喝采。私もHさんも立ち上がって拍手を続けました。

 7/16は夜は「自粛御膳」をお休み、居酒屋「もりき」で独酌(Hさんは別件があってお家に帰られました)。
 小鉢・イカ納豆素麺。
 390蔵目・新潟「鶴の友」(純米酒)。