君たちは今が世界

 2時間の年休で10時過ぎに出勤、朝の台所では今年初のゴーヤツナ茗荷和えの準備他お料理をちょこちょこ(何せ、今日から2週間はずっと「自粛御膳」ですので)。

 徒歩通勤の最中は土曜日に出した年給届が無事に受理されているかどうかばかりが気になり。例の、「鬼太郎はんこ」の横に「学校も 仕事も」という煽り文句を書いたやつです。
 教務部長地理先生は年休届けを直接手渡した瞬間に大笑いだったからクリア、中学教頭英語先生はお優しいから大丈夫で、高校教頭生物先生は万事に頓着されないはず、校長先生は何しろ「『ペケ×ン』はギャラが安い」とかこっそり教えて下さるような方だから安心して良い……ってことは、壁があるとしたら事務室か。許されろ、私。
 ……職員室に入って真っ先に確認するのは、教頭先生の机の後ろの黒板、年休教員一覧。「池ノ都/8:30~10:30」
 黒板の前で、「受理~っ!」と叫びながら身悶えする「樹木希林ごっこ」なぞをやってみました。高3生が人生賭けた共通テスト(←名称嫌)の自己採点をやっている裏で、私、何やってるんでしょう。

 本日最初の仕事は、土曜日に採点した中1確認テストの集計と講評執筆と。
 私が出題したのは古文(20点)で、大町桂月太田道灌の伝説(「実のひとつだに」の和歌)について書いた文章を出題。明治時代の国語の教科書から採りました。予想平均点は10.0点で、採点結果は9.0点。「実のひとつだになきぞ悲しき」の係り結び「悲し」を連体形に活用させる問題(2点)で殆どの生徒が間違えて、それがなければ10.0を超えていました。評価は「例年並み」。
 係り結びの誤答の多くは「悲しけれ」という已然形、係り結びの中では「こそ~已然形」が最もインパクトを持つ(格好良い?)からつい書いちゃうんでしょうかね。生徒にとっては国語は英数に比べて「弱い」教科ですし、古典は現代文に比べたら更に「弱い」科目だから、古典を復習見直しするという文化を期待するのはまだ早いのかな(今の中1は現代文担当の先生が学年主任でいらっしゃるので尚更かも知れません)。
 そして面白かったのが、「実のひとつだに」と「簔ひとつだに」との掛詞を解説させる問題の誤答に、「簔」ではなく「美濃」を持ってきた誤読がたくさんあったこと。少女は「美濃が滅亡する」という予言を道灌に、という壮大なストーリー。

 共通テスト(←名称嫌)の自己採点が終わったら、明日からはいよいよ二次対策授業。それが始まる前に、既に昨夜の自宅学習で過去問を解いて提出してくる猛者が少なくないのが受験生の凄み。添削をガシガシ。
 二次対策授業の準備その他デスクワーク。

 1/17の「自粛御膳」。
 小鉢3種~イサキ煮付~雑炊~あて盛り。
 511蔵目・山形「樽平」(特別純米酒)。東北らしいお酒……ということは、あまり得意ではないということ。その前に開栓した山口「天美」(踏破済みの銘柄をアンコール購入)の方が好みです。ビールはセブンイレブンの「SAPPORO CLASSIC」推しにまんまとハマってしまいました(4缶購入)。
 小鉢のゴーヤ茗荷ツナ和えは(私の作るものの中では珍しく)母君も好きだったもので食卓は愈々春、雑炊には刻んだ菜の花も入っています。
 イサキは上半身と下半身とを煮付けて上半身を残して、雑炊も2日分炊いて残りは明日、ゴーヤツナも大量作り置きです。明日は、東大・京大両方の二次対策があって、添削を考えたらガッツリ自炊をするのがちょっとキツイのですね。

 健康睡眠。