ぼくたち地球人 きょうもあしたも

 日付を跨いでからの就寝など久々。1時とか2時とかいったら何だったら起きて添削を始めることすらある時間なのですから、私にとってこれは昼夜逆転、目いっぱい愉しんだ代償はアラーム完無視の寝坊です。
 起床8時25分、会議開始9時。
 朝風呂なしで歯磨きと洗面、母君のお供えの交換、タクシー会社に電話をかけてから着替え始めて5分、荷物を持って玄関を出たらマンション裏にタクシーが到着しました。滑り込んで「F校まで、裏門の方でお願いします」と一言。道は混んでおらずこの調子なら8時57分に裏門につき、そのまま会議室に入ったらオンタイム……の予定だったのに、なぜ裏門が閉まっているのだ8時56分。
 そら生徒は登校しない日だけど教員は会議その他で仕事してるっつーの裏門閉めるとかありえんだろうが、と心の中で毒づきながらダッシュ、裏門から正門まではどれだけ急いでも5分強はかかるので走りながら職員室に電話をかけて会議にやや遅刻の謝罪。教務部長に「何かあったの?」と心配されて「裏門が閉まってたんです!」と答えたら「生徒か」と呆れられました。日常性の維持、失敗。

 9時~11時半で来年度に関係する会議。その後、職員室で数学後輩先生を捕まえる。
 私「後輩くん、今からちょっと時間はあるかね」
 数「えぇ、良いですけど。何か仕事ですか?」
 私「仕事っちゃあ仕事なんだけど。昼飯どう?」
 数「あ、良いですよ。車出します」
 後輩は車を出す、私は昼食代を出す、分かりやすい等価交換。タクシーで往復したら3000円くらいかかる店で、どうしてもランチをしたい理由があったのです。

 私、行かない飲み会の幹事をする(店を選んで予約して、地図入りのインビテーションカードを作る)のが趣味。
 先日も、3/24(木)の夜に同僚A氏からセッティングを頼まれたばかり。で、私が選んだのが今からランチに向かう居酒屋「K」で、ここは1階が8人程度、2階が20人超の席ありという特殊な構造をしているので、お願いすれば極々少人数でも1階の貸し切りが可能なのです。デリケートな話題の多い教員が、感染対策も意識して飲むには最高。というわけで、先日「K」に電話して、3/24(木)の1階貸し切りを予約したんですね(予約名はA氏、電話番号は私)。
 で、問題は、別の同僚B氏から今度は3/25(金)の夜を頼まれたこと。条件を聞けばこちらも「K」がぴったり。ただこちらも電話予約をしようとしたら、同じ声の人間が連夜別の予約名で貸し切りを依頼するということで、不審がられても(悪戯を疑われても)仕方ないと思われます。
 ですので、ここは直接店に乗り込んで、女将さん(何度か使っているので面は割れています)に対面で交渉をしようという算段。

 ……のために車を出させた後輩と「K」に入り、安価で美味しいランチを堪能した後、女将さんとお話をする。
 私「あの、先日、3/24の予約をしたものなんですが」
 将「やっぱり、そうでらっしゃいますよね。ありがとうございます」
 私「一つお願いがありまして、3/25も同じ予約をお願いしたくて」
 将「えっと、24日を25日に変更ということですか?」
 私「いえ、24日はそのままで、25日は別のメンバーが来るという2日連続の予約です」
 将「まぁまぁ、それは大変ありがとうございます。金曜も空いておりますので、両日とも1階を貸し切りで……え~っと、お客様、その場合、連日お出でになる方はいらっしゃいますか? お料理が重なるといけませんので」
 私「あ、木曜のAさんと金曜のBさんのグループでメンバーの重複はありませんので、お料理は全く同じでも大丈夫です」
 将「あぁ、では両日ともお出でになるのはお客様だけということで?」
 私「あ、いや、私はどちらにも来ないんです」
 将「……はい?」
 対面でも不審がられました。

 学校に戻ってデスクワークを夕方まで。途中、67回生Iくん(熊大2年)がやってきて暫く歓談。
 帰宅後に入浴。食材は買っていたのですが、何だかふらりと「もりき」に行って独酌をする気になったのはマスターが誕生日だったからだ、と後で(後続の常連さんたちが御目出度うと仰ったので)分かりました。

 3/22は「自粛御膳」をお休み、居酒屋「もりき」で独酌。
 小鉢2種~刺盛り~山芋鉄板。