紛らわしいから まっすぐな言葉にするわ

 今更ながら、藤井風のアルバムを購入。しかも、2ndではなく2020年発売の1st『HELP EVER HURT NEVER』の方を。
 このアルバム、発売された当初、タワレコで1曲目から4曲目くらいまでを1コーラスずつ試聴して、その時に藤井さんという人は私とは縁のない歌手だなという判断をしまして。21年の『紅白』で観た時も全然ピンと来ませんでした。以前から、教務部長地理先生だとか、通っている美容院「G」の店長Kさんとか、音楽に詳しい(地理先生など、アカペラサークルの活動でK市から表彰されている程)知人が激推しされていたんで、微妙に気にはなっていたんですけれども。その後、22年の『紅白』で聴いた「死ぬのがいいわ」という曲が初めて琴線に触れまして、2ndアルバムに入っているのかと思ったら1stアルバムの曲がSNSで(世界規模で)バズっているというのを知りました。で、年明けに購入したのを暫く放置していたんですが、今回、自炊をしながらBGMで流してみた次第。そろそろ、夏上京の(オツカル様)とのカラオケ歌唱曲を増やしておかないといけませんし。
 で、「嫌いなタイプじゃないけど、やっぱり新しい人の曲はよく分かんないなぁ」などと思いながらぼんやりと聴きつつ、8曲目の「死ぬのがいいわ」ってのはやっぱり面白いなぁ、でもこれ、自分じゃ絶対歌えないなぁ、とか考えてたら、その次の次、10曲目「さよならべいべ」という曲に軽めの瞠目。これしかないじゃん。私が目茶目茶好きなやつじゃん。これ歌わないとダメじゃん。そこからは、全11曲収録の11曲目にごめんなさいを言いながら、「さよならべいべ」を10回程リピートしました。そして、3回目あたりで漸く気づいたのが、この曲が堺正章「さらば恋人」を踏まえているということ。そりゃ好きにもなります。「さらば恋人」は、これまでカラオケで50回以上は歌ってるくらい大好きな曲。
 で、その流れで筒美京平のBOXを聴き始めてしまったもんですから、11曲目「帰ろう」はまだ聴けていないんです。

 本日の授業は、良くも悪くも生粋の京都人、杉本秀太郎の文章(『散文の日本語』)が使われた1991年のセンター本試験評論。本文中に「二重異邦人」の語が登場するんですが、この言葉、1985年の共通一次追試験評論、武満徹「自と他」にも登場するんです。しかも、前者と後者とでは、「二重」の意味が異なって使われている。そんなん、定期テストに絡めて出題するに決まってんじゃん、ってなもんです。
 明日から第1回定期テスト。明日は高1漢文の出題があります。

 夜は湯豆腐、きりざい。