時間はダイヤです 時間厳守が鉄の掟

 朝、お風呂にお湯を溜めながら、先ずは居間で昨夜録画の『おっさんずラブ-リターンズ-』を観ようとTVをつけたら、冒頭の場面がニュース番組の途中だった瞬間に頭が真っ白に。サッカー中継の延長で開始遅れ、ラスト20分が録画できなかったようです。
 ……今日が中学入試本番で良かった、自分でも驚くほど心が乱れていません。普通なら激ギレして年休取るところなんですけれども。

 入浴後、徒歩通勤の前に一つだけお炊事。黒胡麻を擦って胡麻油・醤油・味醂と混ぜておきました(冷蔵庫保存、ミニトマト胡麻和え用)。ゴリゴリゴリゴリ……心は乱れていませんが、胡麻を擦る音は気持ち大きめ。
 スポーツって、本当に人生の邪魔。日本代表だかなんだか知らんけど、仮にも社会人(大人)なんだったら時間くらいきっちり守れやって感じです。

 各教科の主任は本部に待機して試験監督には行かないという決まりがあり、私は昨年度まで4年連続で主任を務めていた(今年から別の先生にバトンタッチした)ので、コロナ禍以来1限(国語)の試験監督に行くのは初めて。ちょっと浦島な気分で、以前とは異なる業務内容(受験生への注意事項や監督補助生徒への指示など)に気を配りながらの監督はやや緊張しました……が、試験中はこれまでと変わらず平常心。受験生1人1人を注意深く観察しながら、1クラス40人の受験生の、女子の割合・作文から解き始める人の割合・左利きの割合・受験票の写真と当日の服装とが同じ人の割合・マスク着用の人の割合……等々を数えて遊んで(不謹慎!)ました。今年度の中学入試国語には、誰か1人2人から質問が出ないかなぁと思っていた箇所(←出たとしても答えないことになっていました)があったのですが、出ないまま終わっています。
 1限の試験後は、国語科教員9人が某所に籠もってひたすら採点業務。終わるまで帰れま10……ってのが本当に夜の10時を大きく過ぎるのは国語という教科ならではでしょうね。毎年毎年のことで、赴任当初は先に帰る他教科の先生方に対して若干恨み節のところがありましたが、20年も経てばそういうのは蒸発しています(羨ましいという気持ちはちょっとあるかな)。中学教頭先生が、わざわざ9人のためにお弁当(良い店のもの)を差し入れて下さいました(私は作り置きがあるので今夜は食べませんが、持ち帰って自宅冷蔵庫に保存しました)。

 F中入試、今年は自宅帰還22時41分、かしゃぷしゅ~45分でした(計画通りに最短記録4分!)。私は先輩先生に車で送っていただいたので、科の中では最も早く自宅に到着した教員なのではないかと思います。西鉄電車の先生方も、恐らく何とか終電には乗れたかな(雨の中自転車で西鉄に向かった後輩先生が不憫すぎました)。冷や汁・トマト胡麻和えで麦酒日本酒焼酎を1時間愉しむ(鰈の煮付けは時間切れで諦めました)。
 明日の高校入試に備えて、日付が変わる前に就寝。定時を6時間過ぎて帰宅って、スポーツの延長戦どこの話じゃないですね。