今でも 眠ろうとする耳の中 刺さってくるのは

 津村記久子『水車小屋のネネ』読了、★★★★★。素晴らしかった。初津村記久子でしたが、近く別の作品も手に取ります。

 授業無し、添削・時間割業務他の机仕事を終日。
 夜は、今年に入ってなぜか頻繁に飲んでいる(今日が3回目)63回生Sくんと。先日、我らA組某くんの結婚式にご祝儀とプレゼントとを持って行ってもらったのですが、その式・披露宴の思い出話を聞かせてもらいました。店は「小料理屋」がご希望だったので、文化街近くの(若干高級な)小料理屋「S」と、西鉄近くの(ざっかけない)小料理屋「U」(←勿論、常連の私はこっちを推しています)とを梯子しました。
 前回Sくんと「もりき」で飲んだ時に鴨料理が有名だよ、と教えたら、先日お父様・お兄様と連れ立って訪問なさったとのこと。ただ、Sくんは人生で初めての鴨料理だったそうで、美味しかったけれど比較の尺度がないからあれがグランプリ予選の1組目だと仰る。そら、2組目以降のハードルが高すぎるわ。
 Sくん(のお父様)から、新潟「久保田」(萬壽)の一升瓶をお土産に頂戴しました。医者、凄ぇな。

 さて、2軒3時間のさし飲みの後、「U」の店頭でSくんと別れ(彼は職場の先輩に呼び出されてまだ飲むそう)、西鉄経由で帰るつもりで歩き出し、3軒隣の本店居酒屋「U」の入り口を何気なく覗いたのが運の尽きでした……とはっきり言えば事務嬢さんに叱られるかも知れませんが、だって、入り口ドアのガラス越しに目が合わなかったら私きっと真っ直ぐ帰ってましたもん。ぶるんぶるん手を振る事務嬢さんに誘われ、気づけば平日夜に3軒目です。
 一応、2年間は担任も務めた生徒を前に派手に酔っぱらう訳にはいかないと抑え気味だったのを全部おじゃんにする3軒目どちゃんぽん、ビール・日本酒・芋焼酎で2軒を終えた私を3軒目で出迎えてくれたのはボトルの白ワインでした。職場の噂話・愚痴をスパークさせながら、他の客が全て帰り、バイトさんが同じカウンターで賄いを食べ始め、店長さん(事務嬢さんとツーカー)が店の跡片付けに入っても、トークも酒もどこまでも進む。

 日付が変わる直前にタクシーで帰宅。取り敢えず、「萬壽」は忘れもせず割りもせずに持って帰りました。これだけで今夜は勝ち。
 問題は、明日の朝に宿酔いになっていないかどうかです。何しろ、明日は2回目のテスト会なんですから。