あたかも、そう断定した博士の誤りをただすかのように。

 向田邦子向田邦子ベスト・エッセイ』読了、★★★★★。既に一度読んだ文章が多かったですが、二度読んで新しくないものは一つもありませんでした。というか、私、明日、この本に出てきたレシピで料理作りますからね。新しいが過ぎます。

 第「2.5」回定期、なんて銘打ってるのは私だけなんですけれども、本日は高2現代文の授業5クラスを1限に横並びにして(時間割特権!)、学年全員にテストを解かせました。範囲は、野家啓一の評論文、及び中島敦「文字禍」全文、授業5回分が試験範囲です。実力問題として、08年東大(他)で出題された宇野邦一『反歴史論』の一節(生徒は初見)も絡めてみました(宇野さんの文章、冒頭部で「文字禍」を……知っててなのか知らずになのか……誤読しているんですけれども、それを指摘できるかどうか、他設問化)。
 何度か書いたことがありますが、定期テストまでの授業が全15回あるとして、それで100点満点(平常点を除けば80点~90点)の試験を作れというのは、技術的には可能でもあまり誠実ではないような気がするんです。だって、単純に割り算したら、1回の授業で50分書いて喋って、そこから約6点分しか問えないということでしょ? んな話あるかい、と。他の先生方がどのような工夫をなさっているかは知りませんが、私は頭が単純に出来ているので、そうだ、じゃあテストを2回やれば良いんじゃん、と。これで15年やってますけど別段誰からも叱られたり文句を言われたりしていないので(黙殺されているので)、まぁ良いんじゃないでしょうか。
 次の授業は連休明けの来週水曜日、その時まで返却の必要がないので、取り敢えず答案200枚は「寝かせて」おきます(さっさと採点出来る漢字や抜き出しの問題などは終わらせましたが)。5限に高3文系漢文の授業があったので、そちらはちょっと無理して6限の間に採点を終え、帰りのSHRで返却。

 私生活に大きな変化がありました。
 遂に私、オーブントースターを箱から取り出して生活に取り入れることにしたんですね。事務嬢さんから「絶対生活が変わるから、悪いことは言わないから、1回買ってみて」とお見合いを勧められるみたいな口調で言われまして。①25cmのピザが焼ける大きさだというのと、②表に各調理時の温度・分数が書いてあったのと、③値段が安かった(まさか4桁だとは)のと、で選んだ製品です。
 牛乳・顆粒コンソメとを使って「何ちゃってホワイトソース」、海老とソースと水溶き片栗粉とを一緒に温めます。茹でた菠薐草・マカロニ(グラタン用とサラダ用とで何が違うんでしょう)をホーロー鍋に入れてホワイトソースに浸し、その上に分量が分からないままピザ用チーズをぶち塗しまして。グラタンは「250度・13~15分」とご丁寧にトースター本体に書いて下さっているので後はそれに従うだけ。
 焼いている間……っつか、勝手に焼けてるだけなんですけど……その間に、野菜の上に買ってきたローストビーフを並べてサラダ、小鉢はマリネ・卵焼き・レモン蛸。グラタンなので今日はビールの量を増やして「一番搾り」の500ml缶、日本酒は愛媛「石鎚」の純米吟醸を選択。

 9/16の「自粛御膳」。
 海老と菠薐草のグラタン・ローストビーフサラダ・小鉢3種。
 愛媛「石鎚」(純米吟醸 緑ラベル 槽搾り)。
 グラタンはちゃんと美味しくてびっくりしました。面倒臭くはあったけど。