タイムマシンにお願い

 ホテル起床、クラス生徒44人に買っていくお土産を駅ビルで購入。あれこれ迷いましたが、結局ベタに阿闍梨餅。新幹線乗り継いでK市戻った後は、昼過ぎから夕方まで学校で仕事。

 出張中に読了の本。仕事出張の反動かこれでもかの趣味本だらけ。
 安田弘之『寿司ガール(3)』読了、★★★★★。素晴らしい作品だったけれどもこれにて終了(寿司ネタも種類に限度はありますよね)。授業資料として何度か使いました。
 佐藤健太郎『魔法少女・オブ・ジ・エンド(2)』読了、★★★★。勢い一点買い作品。風呂敷もどんどん拡がって、これきちんと畳めたらそれも一つの魔法よ。今回は、丼に顔つっこんで(と書くと中島みゆき「蕎麦屋」みたいですけど全然違いますよ)、ってシーンとその前の見開きが描きたかったのね、と。でもって、あ~、魔法少女募集し始めちゃったかぁ、とちょっと残念。何でも双方向・参加型だったらいいっちゅーもんじゃないでしょ。
 あずまきよひこよつばと!(12)』読了、★★★★★。今回も可愛いですまる終わり、でいいんですけれども。一応確認、ユートピアだって分かって読んでますよ、ちゃんと。上記『魔法少女~』とは真逆のベクトルですけれど、これも一つのファンタジー。
 周木律『眼球堂の殺人』読了、★★★。犬木加奈子がペンネームからホラー漫画家っぽい(いしかわじゅんの指摘)ように、この著者の名前も10年代のミステリ作家っぽい、と思った。作品は、J-popの歌詞をミキサーにかけたら「桜の木の下で仲間に感謝しながら翼を拡げて君を待つ私は永遠にここにいるよ」みたいなのが出来たんだけど曲が良かったから売れたみたいな感じ……かも知れないので、既に予告済みの次作を見て判断。
 長井英治監修『日本の女性シンガーソングライター』読了、★★★★★。「桜の木の下で仲間に感謝しながら翼を拡げて君を待つ私は永遠にここにいるよ」みたいなのが蔓延る前、60年代~90年代の才ある女性シンガーソングライターの作品を、何と500枚もレビュー。ユーミン・中島みゆき谷山浩子矢野顕子五輪真弓……等々が近作まで含めて大事に扱われていたのが嬉しい。新居昭乃さんのレビューは、『懐かしい未来』以外も読みたかった、とか色々もっともっと感はありますけれども。