突いて突いて 押して押して 払って払って 最後に斬る

 宇佐見りん『推し、燃ゆ』読了、★★★★。芥川賞。読んでいる間、なぜか頭の中で中島みゆきの「ボディ・トーク」が流れていました。「身体」を見つめ「身体」に賭ける、しかもその書き手が繰り出す「言葉」が(文章も比喩も)メチャクチャ巧いんだからもうどうしようもない。因みに、内容が内容だけに読んでて疲れてしまいました(体力、落ちてますね)。この方、読者を笑わせにかかる小説、書かれないんでしょうか。
 西條奈加『心淋し川』読了、★★★★。直木賞。人情物の江戸噺。読了後、久しぶりに山本周五郎を読もうかな、と思いました。

 早朝の新幹線で新神戸からK市へ。車内では駅弁、朝昼兼用。11時過ぎにJRの駅から直接タクシーで学校入り、添削その他の仕事やお土産の仕分け。高3フロアの添削BOXの中身はそれほど増えていませんでしたがこれは予想通りで、増えるのは明日の朝です(土日に自宅で解いた答案を持ってくるんですね)。

 夕方前に「もりき」にお土産を届けがてら入店、30分ほど滞在して突き出しと日本酒と(1杯だけ)。他には何も注文せずに失礼して、自宅で入浴。夜は、Hさんと約束しています。

 2/14は「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家。
 カレーライス・鯛カマ煮付け・小鉢3種。
 日本酒はHさん提供の栃木「鳳凰美田」。私も未体験の蔵のお酒を1本持って行ったのですが、これは次の機会にお預けです。