ママありがとチャーハン

 昨日と同様、2時起床、3時「Joyfull」入りで漢文の添削。漢文40人の添削なら正直5時間まではかからないのですが、初回ということで念のために早起き(添削は6時に終了)。90年の韓愈、平均点は30点中11.4で初回ならこんなもの(十分な高得点だと思います)。昨日の特別講義は45人が参加して流石に意識高い系、寝オチは1人しかいませんでした(初回で寝る人は、合格するしない以前に、多分途中で志望校を変えることになります)。

 始業前の職員室。最近私、日課にしていた朝の図書館開館(カーテンを開ける)を行っていません。図書委員の誰だかが引き受けてくれているからです。代わりに、職員室の掃除を日課にしました。と言っても、職員室内にある約20のゴミ箱を全て空にするだけです。放課後中2の掃除で一度全て空になっているのですが、職員の仕事はその後こそ本番、ですので朝一通りのゴミ箱を空にしたら、業務用60リットルのゴミ袋はパンパンになります。ならない時には、シュレッダーのゴミを集めればいいんですね。

 通常授業が4コマ、センター演習と解説で今日は堀辰雄「鼠」。夢現の少年が亡き母の面影が重なったヴィナスの石膏像に口づけをして恍惚に浸る、というフェティッシュな傍線部が印象的。センター小説は、僕っ娘を出したり、女の子のレインコートを破って性的興奮を感じる男の子を出したり、なかなかになかなかなテストですからねぇ。
 さて、毎回のセンター授業は答案を回収して(50点満点で)採点しており、満点の生徒は名前を公表しているのですが、今回の「鼠」で見事50点満点を取った諸君は、A組の中で「ママ大好き芸人」の称号をゲットしていました。ま、そうなるか。
 さて、その「ママ大好き芸人」の一人、「男く祭」の作文が飄々としてて面白かったから秀作に選んで配布。したらその一節に「沖縄に行き見に来れなかった母にも感謝」の言があり「やっぱりママ大好きやんか!」と笑われてましたけど、どっこい合格体験記を書いてご覧、両親への謝辞がない文章は皆無ですから。

 夜、18時半の「もりき」でマスターと。
 マ「昨日は大変やった! 2時に店を片付けてたら、××さんが来て3時間。結局帰宅は7時やもん」
 私「その頃、僕は2時起きで3時からファミレスで添削」
 二人「「……大変だねぇ」」
 マスターは突き出し用の胡瓜を刻み、私は一杯目のビールに口をつける。