遠く離れても 短い日々も 浅い縁も

 本日は1~4限を高1古文で走り抜けたらあっという間に半ドンが終わり、少しデスクワークをやって15時に帰宅。
 1~4限の授業(高1B~E組)でも、TQC某くんから送られた除菌剤の霧吹きをクラス内でシュッシュしました。したら。ここでも霧から身をかわそうとする生徒続出、この70回生はそんなに「I,Virus」みたいな自意識の人が多いんですかね。

 帰宅後は入浴、着替えてからご一緒する約束のHさんをご自宅までお迎えに上がり、タクシーで西鉄K駅、特急で天神、タクシーで福岡サンパレス
 コンサート至福。
 私もHさんも昼夜を摂っておらずお腹が空いていたので、帰りの特急は二日市で降りて焼鳥「月空」で絶品の焼鳥を。普段、一人で行く時は基本的に読書独酌の格好でマスター(63回生Mくんパパ)から話しかけられない限りという感じなんですが、今日はお話好きのHさんとご一緒に焼き場の前のカウンターに並んじゃったものだから、マスターを交えて色々と喋り過ぎました(焼き場の邪魔しちゃったんじゃないか、とちょっと申し訳無く)。
 幸せな気持ちでK市に戻ってタクシーで帰宅、健康睡眠。

 中島みゆき「2020 ラスト・ツアー 『結果オーライ』」@福岡サンパレス
 1.一期一会 2.アザミ嬢のララバイ 3.悪女 4.浅い眠り 5.糸 6.ローリング 7.流星 8.最後の女神 9.齢寿天任せ 10.離郷の歌 11.この世に二人だけ 12.ナイトキャップスペシャル 13.宙船 14.あたいの夏休み 15.麦の歌 16.永遠の嘘をついてくれ 17.慕情 18.誕生 19.人生の素人 20.土用波 21.はじめまして

 何度かの衣装替えはありますし、MCの中で聴衆からの葉書(開演前にBOX回収)を読んで応えてというラジオっぽい企画があったりもしますが、ショーを通して、基本的には直立不動で歌うだけです。踊らない、ステージ中央を離れない、アンコール以外では楽器(ギター)も弾かない。それで聴衆は完全に魅了されるのがみゆきさんのコンサートなんですね。
 サービスはふんだんでも単純な「ベスト盤」にはしない、という「らしい」セットリストです。最新作からは(母君のこともあって個人的に思い入れが深い)9を選んでくれたり、「ベスト盤」以外の曲では大好きな12や14が披露されたりと、私には十分すぎる内容でした。MCによれば、二部制幕間の長さをステージの都合上から初日開幕直前に急遽5分延ばすことになったそうで、既にパンフにも印刷されたセットリストから1曲削ったそう。で、「15分の休憩を諸事情で20分に延ばすために一曲削っちゃったのよゴメ~ンね」という、その削っちゃったのよとサラリ話された曲が「旅人のうた」というミリオンヒットだというラスボス感には言葉もなく。
 しかし、そのラスボスも御年68歳。頻繁に足下の(多分置いてあるスクリーンに映る)歌詞に目をやったり、幾つかの歌(2・3・4など)では2番を飛ばして1コーラスとサビの繰り返しとだけで終わる曲の短縮化(オツカル様曰く「ワン・ハーフ」というそう)があったり、もう本当にフルのライブで全国を縦断するというのが体力的に厳しいんだろうなぁ、というのは伝わってきました。
 言わずもがなですが、歌唱は最初から最後まで衰え知らずで素晴らしいものでした(みゆきファンのHさん、ため息をついて感動なさっていました)。今後は、単発のライブや「夜会」に期待、何処へでも行きますの所存。