算数が得意 かけ算たし算 つるかめ算

 クソイベが2021年に延期ですって。「クソ」さにどれくらい利子がつくんでしょうねぇ。3月頭の客大幅減で哀れ1泊4000円に値下げしていた池袋常宿、8月オリンピック期間の料金を見たら30000円(のまま)でした。これから幾らに値下げするんでしょうか。

 さて、職員室では我らが高1担任団が「2021」という数字を話題にしておられ。数学先生に話しかけられました。
 数学「池ノ都先生、2021は惜しくも素数じゃないんですよ。解ります?」
 国語「えっ、43と47ですか?」
 数学「おぉ、流石!」
 物理「うそ、今の計算したんですか?」
 国語「なわけないでしょ」
 物理「じゃあなんで解るんですか」

 ……じゃあ、なんで解るのか、ご説明します。こんなの、クイズ経験者なら一瞬です。
 ①「素数じゃない」ということをわざわざ聞く(答えを言ったら「あぁ!」となるのを期待してる)、しかも「惜しくも」と強調している辺り、多分マイナーな(即ち値の大きい)素数とマイナーな(即ち値の大きい)素数のかけ算、要は2つの近しい素数同士のかけ算なんじゃないですか。
 ②40×40=1600、50×50=2500。2021って大体その間くらいですね。
 ③例えば10の位が4の素数といえば、41・43・47。でもって、3×7の1の位は(「2021」の1の位と同じ)「1」ですよね。
 ④じゃあ、43×47なんじゃないです?

 物理「うそ、今の計算したんですか?」
 国語「なわけないでしょ(3×7=21は計算じゃなくて暗記だし)」
 物理「じゃあなんで解るんですか」
 国語「勘に決まってんじゃん」
 種を明かせば下らない。というか、「お約束」依存が過ぎますね。クイズ屋さんの用語に「ナイス勘」ってのがありますけど、この程度じゃ「勘」とも呼んでもらえないでしょう。

 9時に職員連絡会、その後、中学の卒業式。昨日の職員会議で進級認定が決まった生徒は、この卒業式を経て、今度は「F校高校生となるために」という行事に参加した上で、4月の入学式を待ちます。しかし、世はコロナ一色、卒業式は超短縮(在校生不在・プログラム削減・保護者人数制限、等々)でギリギリ体育館、4月の入学式はどうなるでしょう。
 高1(4月1日からは高2)担任団の学年会議は、来年度についての話し合い。果たして本当に始業式以下の日程は予定通り行くのか、かなりの暗雲は間違いありません(例えば、少し前の日記に書きましたが、中学1年生恒例の九重オリエンテーションは既に中止、学校内の行事に変更になっています)。
 それ以外の時間は、4~5月の時間割変更の作業を黙々と。今日は3時間くらいかな。「男く祭」が通常開催されるという前提で作っているのですが、その場合の(前日の備品移動・準備から、翌日の4限授業までの)教員の動きは、大分見えてきました。

 28日からの上京、昼・夜の店は大分決まっています。但し、昨日、67回生某くんからコロナが怖いからキャンセルしたいというメールが1件。勿論、無条件で「諾」です。
 小池があれした影響がデカい(67回生某くんも、あれで一気に恐怖感が増したんでしょう)。というか、上京中に飲む予定の61回生Hくんに指摘されたんですけど、小池があれした影響で店を休みます、みたいなところが今になって出てきていないか、確認する必要がありますよね。面倒くさくはないですけど、腹は立ちます(五輪延期決定が発表された途端というのもムカつきます)。

 小池があれした影響で、職員室の先生方からも「本当に月末の上京、するの?」と聞かれる始末。中には「首都封鎖とかされたら、帰って来られないよ?」なんて声まで。年度開始に時間割不在が痛いという事実は判りますが、首都封鎖なんてあるわきゃないです……すべきだとは思いますけど。
 【5/8記】この後、Twitterなどで「自粛と給付はセットだろ」というハッシュタグが流行ります。私、考え方には賛成でしたが、このスローガンはちょっと違うと思いました。「自粛」という言葉を口にする人は、既に「自己責任」を受け容れています。「上『自粛しなさい』→下『はい、自粛します』」というやり取りはそも形容矛盾ですし、自粛したのはお前の勝手だと言われ得る。「下『禁止しろ』→上『禁止します』」はそうではありません。禁止した側に責任があり、違反の取り締まりと給付との責任を負うんです。今年の東大入試(小坂井敏晶)の文章を読んだ受験生なら即座に解ります。【5/8記・ここまで】