夜香木の花が咲いて アパートを更新しなかった

 8時前に出勤。そう言えば、F校の食堂出口2箇所に、年度明けから自動販売機が設置されています。私が学生だった四半世紀前には食堂内に紙パックのジュース自販機がありましたがいつの間にか消えていました。それが、ペットボトルのみの自販機として復活です。ゴミの指導はどうするんでしょうか。

 時間割作業を粛々。今日から、教職員はマスク着用が義務づけられました。本日は職員会議なのですが、「3密」を避けるために、240人収容の合同講義室に離れて座ります。窓は全て開放、マイクの声は外に響きますが仕方ありません。ここで、5月6日(水)までの休校措置、及び第50回「男く祭」の中止、が正式に発表されました(この後、各生徒・家庭にはメール・HPで連絡が行くのでしょう)。想定内でやや予想外の決定、かな。異論はゼロですが、「男く祭」に向けて懸命だった生徒の気持ちは察するに余りあります。

 というわけで、時間割変更パズル、粛々。5月7日(木)に入学式・始業式、となった場合の変更は、実は全く難しくありません。健康診断や「男く祭」、新年度の出張会議大挙、等々イレギュラーだらけの4月が丸々消滅したのですから、悪いけれど楽なもんです。ただ、難しいのは、休校が更に延長した場合の想定。1週間延長なら、2週間延長なら……と複数のパターンを、教務部長地理先生と年間行事予定の相談をしつつ考えていきます。
 休校の更なる延長を想定した時間割シミュレーションは、はっきり言って辛いですよね。想定すること自体が気鬱を呼びますし、想定して粛々と作業しているその作業内容が無駄に終わることを切に願いながらやらなければならないし。無駄に終わることを願いながら懸命に取り組む仕事って割とありまして、例えば前期で合格した生徒の後期小論文添削なんてのが代表的なんですけれども、その部類の仕事の中でも延長想定の時間割パズルは特に嫌なやつですね(っつか、こんな仕事をすることになるなんて予想もしていませんでした)。

 職員室の机の引っ越し作業が午後に。各先生方が、新年度の学年団所属毎に「シマ」を作って集まる。私は時間割なので、学年団のシマからは離れたところに教務部長地理先生と並んで座ります(高2の副担任ではあるのですが)。
 新しい座席に移ったので、先日「ヤマダ電機」で購入した20万超の分不相応PCを設置しました。時間割の仕事がこのPCで行えるようになるためには、ライセンスの発行等何日か日数がかかります。

 マスク着用など、恐らく小学校の給食当番以来のこと。一日中かけていると、眼鏡とマスクのダブルの刺激で両耳の付け根がとてもいたくなりました。そこで、不恰好ですがゼムクリップを使用します。左右のゴムをゼムクリップで繋ぐと、耳にゴムを引っかけなくてもマスクが落ちません(丁度、首の付け根あたりにゼムクリップが固定され、左右のゴムを引っ張る形になります)し、普通に着用するよりもマスクが顔に密着して鼻との隙間が出来にくいため眼鏡が曇らずに済むのです。

 黄金週間までの休校延長が決定したので、5月の上京旅行も正式にキャンセルしました。まだ遊び相手は募っていなかったし店の予約もまだなので、ただホテルと飛行機との予約取り消しだけで終わりですが、本当に残念です。8月にはコロナが収束し、上京できるようになっているんでしょうか(休校が長引いて夏休みが潰れるようなことがあったら、コロナが収束していても上京が不可能になるかも知れません)。

 夜、Hさん家での「自粛」練習、5日目。昨日辺りから、食事中によくHさんの携帯に電話がかかってくるようになりました。東京にいらっしゃる息子氏のお知り合いからです。実は、Hさんの息子氏は建築関係の仕事なんですが、少し前に現場で怪我をなさったんですね。歩けないとか寝込むとかいう傷ではないのでその心配は無いのですが、暫く仕事をお休みするので本当はK市に返って来て欲しいというのがHさんの気持ち、ただこのご時世だから安易に動けない、という(コロナさえなければ、とっくにHさんが東京に迎えに行ってます)。2人で「自粛」の練習は楽しいですけれども、少しだけ翳が。