む~んな気持ちはおセンチ

 スマホ、5時半に管理職の先生から着信。勿論既に起床から時間は経っていましたので迷惑ではないのですが、この時間の着信は時間割に関する異常事態ですので覚悟は必要。外は暗くまだカーテンを開けていなかったのですが、稲妻の音で大体の想像はつきます。
 大雨で西鉄とJRとがストップ。始業を2時間遅らせて、中高6学年全部の時間割を4限に縮めることが出来るか、というご質問。6限若しくは7限の時間割を単純に2コマ・3コマ分減らすだけ……にはいかないかも知れない、何しろ高校は5クラスですので4限に縮めるというのが難しい、而も、本日火曜当日の変更ですので水曜以降の先生に前倒しで授業を行う(火曜のコマと翌日以降のコマを入れ替える)のは不可能。
 管理職先生からの出来るかのご質問には即答しかねる訳ですが、更に難しいのはこれが「ご質問」ではないという事実でして。
 私「出来るかどうかと仰有いますけれども、6時までには全校メールで生徒に通知するんですよね?」
 管「ええ、実はそのつもりなんです」
 私「でしたら、3限開始の4限授業、時間割は投稿後に発表するので6限若しくは7限の教材を全て持参すること、とお伝え下さい。時間割は、物理的に組めなくてもこちらで何とかしますんで」
 管「宜しくお願いします」
 私「あと、線路の復旧が間に合わなかった場合に本日が休校になる可能性はありますか?」
 管「えぇ、実は」
 私「では、2種類の時間割変更案を今から作ってお送りします。休校の場合の水曜以降の調整は難しくありませんが、3限開始については何人かの先生に無理を言うかも知れません」
 管「具体的には?」
 私「2クラスの生徒を合同講義室他の大教室に集めていっぺんに授業して貰う、とか」
 管「あぁ、成程、そうしたら5クラス4限も可能になるということですね」
 無理を通すなら道理を引っ込める、単純な話です。即座に書斎に移動、本日の時間割を開いて中1~高3の短縮授業の時間割パズルに取りかかりました。先ずは本日休校のバージョンでこちらは10分もあれば終了する所謂「分殺」。4限短縮の方が難し……いかと思ったら、何だか奇跡的に巧いこと言って、全学年単純圧縮が30分強で終わってしまいました。書斎に向かう前にお風呂にお湯を溜め始めたのですが、パズルが終わって(管理職先生に変更後の時間割をメールでお送りして)もまだお風呂の準備が出来ていなかったくらいの早さです。ラッキー。

 入浴後に着替えてタクシー出勤。7時過ぎに職員室入り。パズル自体は簡単でも、それを職員室白板にメモしたり非常勤の先生方に連絡を差し上げたり、と身体を使う雑務が割に沢山あるんです。8時半の始業(職員も通勤出来ない人が多くて「始業」の雰囲気ではありませんでしたが)まで時間割の作業に追われ、今日の授業(3~6限で高3漢文)の板書準備が始まらないまま9時を迎えてしまいました。
 西鉄・JRとも早期に復旧し、11時始業で学校が動き出し。45分に短縮した4限授業です。色々あって板書準備は11時過ぎの授業開始の直前までかかり、いざ授業に行ったら事情通の高3から「お前が『時間割が組めません』と一言言えば今日は休校だったんじゃないのかああん?」という視線で見られ、久々の踏んだり蹴ったりに「舎畜」のどM精神がゾクゾクと疼きました。
 退勤時、晴れ。

 9/27の「自粛御膳」。
 肉野菜炒め〜秋刀魚塩焼き〜味噌汁〜野菜2種。