じゃあの日あのまま飲み行ってぇ、

 中3現代文で、自然の禍と恵みとの両義性を話した流れに絡めて、「恐れ(オソロシイ)」「畏れ(オソレオオイ)」の2種について少しお話ししたら、後で担任の英語パイセンに職員室で詰められる。
 英「帰りのSHRに行ったら黒板にクソデカい字で『畏れ』って書いてあったんだけど、あれはあんたの差し金?」
 私「畏敬を以て仰いでおりますという生徒の強い思いかと存じますが」
 英「ふ~ん……じゃあさぁ、別のクラスで授業してたら、生徒から『池ノ都先生はいつから英語先生の悪口を言うようになったんですか?』って訊かれたのは?」
 スパイが居る。

 7時前に学校入りして授業の板書計画。今日は中3の現代文で、鈴木忠志「過疎村のこと」の3回目です。高1や高2で扱う時には2回で終わらせてしまいますが、中3という学年を考慮して比較的ゆっくり。
 豪雪と過疎化とに苦しむ利賀村での村長の行動。「シラケつつノル」「敗者の頑張り」の両義性を人生の指針の一つの例としてご紹介……今は名前が変わってしまった利賀村ピン芸人・たつろうの出身地なんですが、生徒は流石に知りませんよねぇ。

 1~4限が授業、放課後に掃除監督、職員室で時間割の作業を、4月いっぱいまでの授業のプリント作成。15時前に学校を出て近くのスーパーで買い物、タクシーを呼んで帰宅、入浴、夕食準備。

 4/16の「自粛御膳」。
 野菜2種~温豆腐~鯵南蛮。
 546蔵目・新潟「醸す森」(純米大吟醸)。

 16~18時の宅飲みの後の独り二次会で「もりき」、早い時間にマスターを独り占め。小鉢と鰹タタキとを。さっき開栓した「醸す森」が発泡フルーティー(最初はヨーグルト、次第に果実)でとても美味しかった(本当に久しぶりの★★★★★です)というのを割と興奮気味に話したら、マスターの一言「名前、『風の森』の真似なんじゃない?」 確かに似てる、気づかなかったのがちょっと悔しい。
 「もりき」では、山形「杉勇」~栃木「七水」~石川「谷泉」~島根「王祿」。