金の炎が燃える場所へ

 通常出勤の午前中は、昨日の夕方までのプリント作り(授業準備)の続き。予定通り、12時までにとある科目の第1回定期テストの問題用紙・解答用紙を作成(これは、暫く寝かせてから実際に解答用紙を埋めてみたら完成。その後、解答解説プリントまで作ります)。

 で、問題を作ったは良いですがその定期テストの時間割がまだ決まっておらず、それを作るのは時間割係の仕事なので、1時間程その作業も。非常勤の先生方は出勤可能な日が決まっているので、それを埋めた後、全体(4日間)の科目バランスを考えながら埋めていく作業です。
 この「科目バランス」というのをどう考えるのかには大きく分けて2つのアプローチがありまして、①各日の単位数が同じ程度になるようにする、②前日の勉強量(まぁ、一夜漬け復習量ですね)が同じ程度になるようにする、というもの。①と②とは必ずしも一致しません。高2で言えば、私が担当する現代文は3単位ありますが、前日の勉強量なんて例えば社会科の暗記科目(理系社会2単位等)と比較したらゼロみたいなもんです。
 普通に考えたら①の単位数を合わせたくなると思うんですけれども、元F校生としては②の勉強量(ぶっちゃけて言えば暗記量)も考慮してあげないと可哀想な気もします。②を考慮しない人には一夜漬け反対派(というか、その効果を認めない派)が多いんでしょうが、私は一夜漬け大いに賛成派ですので。

 一夜漬けとは何か? 何度か書いたことがありますが、F高2年生(文系A組)だった23年前の私の例。12時に初日のテストが終わり、明日は一夜漬けで臨むと決めている世界史(4単位)があります。
 ①12時~18時、校内の無人教室を閉め切って暗記。
 【食事、入浴】
 ②19時~23時、寮の自室で暗記。
 【23時~23時半、世界史以外の2科目……現代文は対策不要、数学は対策不能……であることの確認】
 【就寝準備】
 ③0時~1時、寮の自室で暗記。
 【就寝】
 ④5時~7時、寮の自室で暗記。
 【起床、朝食、通学】
 ⑤7時半~8時半、A組教室で暗記。
 【8時40分~、朝のSHR
 14時間くらいやったら「一夜漬け」と言っても良いでしょう。私の中で「一夜漬け」の条件は、好きでもないことを最低でも10数時間はやること、徹夜はしないこと、の2つかな。無意味とか効果が無いとか言う人、やってみぃ~? 大人になっても、半日程度なら集中力が続くようになるから(例えば、受験期の高3の添削とかね)。あと、一回覚えておけば、直後に忘れたとしても後で覚えるときに定着しやすいから。
 徹夜せずに14時間とか無理に決まってるだろ! と思ったあなた、あなたはサボってサボって一夜漬け、というのに向いてないタイプの人間です。真面目が向いてるんですね。それはそれで良かった良かった。毎日コツコツやりましょう。

 5/20の「自粛御膳」はお休み。少しずつ「日常性のEASY!」を取り戻して行きましょうね、ということで「もりき」のカウンター。本当は通販で届いたらレトルトカレー御膳の予定だったのですが、それが一日遅れの明日になったんです。
 刺盛とトマトリゾット。90分の滞在の間に、テイクアウトさんがお二人、カウンターさんがお二人(両端と真ん中とでソーシャルディスタンス!)。私を含めて5人(マスターを合わせたら6人)は、普段なら「Hさんちに全員集合で飲み会!」なんてのが当たり前の関係性なんですけれども、全員それぞれ「お久しぶりです!」 非常時ですねぇ。