シコシコしているうちに 正男は2階が好きになる

 TwitterのTLに、文学部出身の教育者の方が「人文系の学問は趣味の世界」という認識が高校生に浸透しているのを嘆くツイートが流れてきました。その嘆きには共感しますが、「(高校生には)人文系の学問に国費を投入することは、アニオタや鉄オタに国家予算を与えることと大して変わらないように見えている」というフレーズには「?」と。「実学>人文科学」派に異議を唱える時に「人文科学>アニオタ・鉄オタ」と態々言うことのメリットがよく解りません。
 とまぁ、社会人未満の「舎界人」が集うアジールで面白い文章を頭の良い生徒と「回し読む」だけの卑怯な日々を送っている人間ですから、学問について云々する権利はないんでしょうけどね。

 さて本日、アジールは第3回定期テスト初日(高2以下。高3は通常授業)。私は6時入りして高2現代文の定期テストを作成しました。設問は全て頭の中にあったので、仕事の内容は、本文を印刷したり、切り貼りしてプリントを作成したり、ペンで本文に傍線を施したり、設問その他をタイピングしたり、という単純作業ばかり。2時間半で問題プリント(全4枚)は完成したので、1限の時間で解答用紙を作成しました。殆どの先生はこの解答用紙をパソコンで作成しておられますが、私は解答欄を作りながら解答時の手の動きや所要時間のシュミレーションをする意味で手作業、5ミリの方眼紙に行幅1センチの解答欄を定規と鉛筆とで作っていきます。流石に17年もやっていますので、適当に設問を作ったらB4サイズの解答用紙がぴったり埋まることが多いかな(料理の目分量のようなものでしょうか)。因みに、今回の設問は割とシンプル、文章間の横断は極めて限られた範囲でしか行いません(とにかく本文が難しいからです)。目指せ、平均75点。

 時間割係は基本的に定期テストの監督を行わないので、授業準備や校内模試の採点(日曜日に行われた校外生の答案)などのデスクワーク。3限には高3文系二次漢文の授業が1コマ、この添削は瞬殺。国語科の会議もありました。あと、第3回定期テストの途中ですが、第4回定期テストまでの時間割変更案、及び第4回定期テストの時間割は既に作成済み。そうしておかないと、次の定期テストまでの授業計画を立てたい先生のお仕事を妨げることになるからです。

 10/12の「自粛御膳」。
 豚しゃぶ鍋・小鉢5種。事務嬢さんから酢橘を頂いたので、かけ醤油と一緒に即席のタレを作って。
 日本酒は富山「銀盤」の純米吟醸