本館と新館の間に雪が降りしきる。

 6時起床の後で入浴、7時前にホテルをチェックアウト。
 駅前の巨大ビルはテナント無し、先頃閉店した「井筒屋」の文字がうっすら残る看板ですが、私の記憶はその前の「そごう」止まりです。黒崎駅。電車待ちの1時間を駅前のスタバで過ごしました(注文はいつも同じなので、「ノーファットスチームミルクトールサイズエクストラホット」のフレーズが阿呆陀羅経のように口から出てきます)。Facebookに曇り空の駅前写真を投稿したら、北九州在住の数学先生から「空の色がキタQです」というコメントが。これはよく解る感覚で、私も昔「書き出し小説大賞」でどなたかの「本館と新館の間に雪が降りしきる。」という作品を見て瞬時に「これは小倉の井筒屋の渡り廊下のことだ!」と直観しました(実際そうでした)。故郷というのはそういうものなんでしょうね。
 今回の1泊2日も(仕事をサボった背徳感込みで)楽しかったです。特に、美術館とバー「クラスター」が良い想い出。昨夜の割烹「O・M」だって、代金(追加あり)を最初に言われてさえいたらオールオッケーの満足度でした(9月に同じ値段を払った祇園「I」よりずっと良かったです)。
 7時55分の電車に乗って、黒崎〜博多〜K駅。自宅経由で(母にお供えをして)学校へ行き、高2外部模試の監督を。

 11/6も「自粛御膳」はお休み、夜は肉料理「I」で読書独酌。突き出しの嶺岡豆腐〜トマト爆弾〜ハツ醤油漬け〜牛タン茶碗蒸し〜もつ鍋。その後、自宅で二次会。賞味期限が今日までの秋刀魚を思い出して焼いてみたり、胡桃パン(旅行の時に母君にお供えしたもの)まで食べてますから一晩で2食分くらい摂取したやも。「日本酒チャレンジ」は「もりき」マスターが一回買って飲んでみろと何度も勧めてきたコンビニのアルミ缶酒……あ、悪くないかも(いっつもこれじゃ嫌ですけど)。新潟「菊水」(本醸造 ふなぐち 一番しぼり)です。