仕事が好きな男は作り物が大好きで 本当の恋を知らない

 午前中は書斎で書き物、午後から出勤です。授業準備をやって、近所のスーパーで食材の買い忘れを購ってきて(職員室の冷蔵庫が便利)、3人の生徒の自己推薦文・志望理由書を添削(内1人は16時に職員室待ち合わせで面談)。極々ありきたりな日曜日を過ごしました。
 高3現代文を担当する年度は月の労働時間が350時間を大きく超えるという感覚なのですが、これは63・67回生でクラス担任もやっていた時の話でしたね。今年度は時間割係でクラス担任ではないので、月の労働時間は300時間弱という感じでしょうか。一般に言う「過労死ライン」というのは超えていますが、仕事の半分以上(添削だったり授業準備だったり)が趣味の読書の延長みたいなものなので実質はそうではないと言えましょうか。遊び半分、っつこた半ばは本気な訳ですし、学生気分が抜けてない、っつこた教員より生徒の方が勉強してる進学校で生徒に張り合う気が満々だということです。

 仕事帰りには、自宅近くの投票所に行って投票を。投票を始めて20年弱(20歳から数年間、恥ずかしながら私は投票に行かない人間でした)で、始めてNHK出口調査を依頼されました。断りませんでした。

 冷奴はキムチと胡麻油、海鮮(サーモン・海老)のネギ塩タレはスーパーの惣菜屋。フルーツトマトは小2個を4つ切りにした8カットに刻んだ大葉をかける向田邦子風。1/8カットのキャベツ2切れは断面に刻みベーコンと生大蒜とを塗りたくってオーブントースターで20分強、これはリュウジお兄さんのレシピだから大正義。太刀魚は冷奴の余りの豆腐と一緒に煮付け。
 コース仕立てで料理を出すようになったのは、慣れてきてアルコールが入った状態でも包丁を握ることをするようになったから。でも塩梅大事、油断大敵。

 10/31の「自粛御膳」。
 キムチ奴・海鮮ネギ塩~トマトサラダ~キャベツホイル焼き~太刀魚煮付。
 萩焼波佐見焼・有田焼、ビール・日本酒グラスは両方とも木下硝子。はい幸せ。

 浅井まかて『草々不一』読了、★★★★。初めての筆者。短編集1作目を読んだ読後感はもう一つかなぁ、という感じでしたが(時代小説に関しては山本周五郎の「好きさ加減」と比較をしてしまいがち)、読み進むにつれてどんどんノってきました。佐藤江梨子の(正しく「推しごと」という)あとがきにも好感。