あしたは きっとなにかある あしたは どっちだ

 「自粛御膳」の話をしていて、同世代の同僚(健康志向)から叱られる。
 私「一つ皿が空くたびに、台所に往復して洗って食洗器に入れるんです」
 同「凄いじゃないですか」
 私「で、立ち座りの感覚でどのくらい酔ってるかが分かる。で、あ~、もうすぐ限界だろうなぁ、ってとこまで来るタイミングに合わせて皿とグラスとを全部洗い終わる、そのまま寝る、という加減が腕の見せ所でして」
 同「……その生活、マジで肝臓死にますよ」
 私「すよねぇ。店なら財布と人の目とが抑止になるんですけど、自分の家は止めてくれるものが何も無い。怖いですよねぇ、母も癌で送りましたし……『肝臓じいさんとガン』みたいな?」
 同「洒落になってないです」
 私「浮腫むと書いて『浮腫鳩十』」
 同「やめて」
 ……これも広義のコロナ死だと思うよ。自粛の果てなんだもん。

 5日前ということで、予約している津和野の旅館から確認の電話が来る。2週間前の予約時に、私がどこの出身か(どの土地からの観光客か)ということははっきりお伝えしているのですが、それ(現在の福岡市・K市の感染状況)を踏まえた上で「お客様がご健康でいらっしゃるなら是非お越しください」と元気に言われました。望むところです。

 絶版本を注文する時にだけ使うAmazonを、どうしても連休前に欲しい新刊を買うのに使ってしまいました(絶版本2冊を注文するのと同時に新刊3冊をポチっと)。黄金週間を彩るのは、萩尾望都『一度きりの大泉の話』、澁谷知美『日本の包茎 男の体の200年史』、牛田吉幸『名古屋の富士山すべり台』、の3冊。

 8時過ぎに職員室入り。授業は1限のみで文系二次対策。これはこの後散発的に生徒が答案を提出してくるので、都度添削をして返却します。2~4限の空き時間はずっとデスクワーク。お昼は食堂でうどんを食べました。基本的に、朝昼を食べず夜に飲むという生活を続けているのですが、ここ最近2~3日に1度の割合で昼食を摂っています(しっかり肥っています)。
 午後は、明日の「男く祭」1日目@F校会場の準備作業。教員が監督をして、祭りで使用する教室から使用しない(当日は閉鎖される)教室へ不要な椅子・机を移動させる「備品移動」を行いました。私が学生だった時分は、机・椅子は勿論、教卓・教壇・窓ガラス等々全てを移動させていたので、時間は3~4時間かかるし物損は多いしで大変だったのですが、今は椅子と机とだけに絞っているのでもう「瞬殺」というレベルです(今となっては、どうして最初からそうしていなかったのだろうとしか思えなくなっています)。

 総菜屋とクリーニング屋とを経由して自宅に戻り、書斎で書き物、入浴、夕食準備。

 4/24の自粛御膳。
 豚しゃぶ鍋・湯葉炊き込み御飯・小鉢4種。
 豚肉は都城「くりぷ豚」通販、柚子胡椒は69回生Yくんから。
 449蔵目・栃木「辻善兵衛」(スパークリング ワイン酵母仕込み純米酒)。これは瓶に貼られたシールの「開栓注意」を舐めてました。澱が沈んでいるもんだからついつい瓶を傾けて左右に振ってしまった後で開栓した結果、泡がぶっしゅー! って。0.5合分くらいはタオルに飲ませてしまったかも知れません。とっても美味しかっただけに残念(これは、また近く通販で注文です)。