死なない妖怪が憎かったのじゃ

 1限・2限の授業を終えた後、16時からの東大文系現代文特講までの時間を使って、F校徒歩5分の「T医院」へ。不惑なので、たかが胸痛(息を深く吐くと左胸が痛む)が3日続いた程度でも受診をします。母君や生徒の介添はありますが、この病院へ自分の診療を目的として行くのは高校時代以来です(余りに久しぶりなので、流石に受信カードを作り直してもらいました)。血液検査、心電図、胸部レントゲン。全て異常なし。受診料を損した気分……ではなくて、安心を買ったんですよね。不惑なので、お酒は安心して飲みたいのです。

 「T医院」へ行った時の黒歴史、思い出したので書く。
 仮病で学校を休んだことは無いのですが、学校を休むために病気になったことは何度かあります。年若い読者は知らない昔、まだスマホも家庭用個人用のインターネットも無かった時代は、「TV番組」はテレビジョンでしか観られず、中高寮生活でTVに触れられなかった私は、どうしても観たい番組がある場合は自宅の母君にビデオ録画をお願いするしかありませんでした(まだBlu-rayもDVDも無かった時代は、以下略)。でも、それをも待てずどうしてもリアルタイムで観たい番組があった時には(何度かあったんですけど、はっきり覚えているのは『アメリカ横断ウルトラクイズ』の復活版です)、病気になって自宅に帰るという作戦を取るしか無かったんですね。
 やり方は簡単で、風呂に1時間程度浸かった後、パン一の恰好になってベランダで「悪寒待ち」をするだけ。覿面です。後は「T医院」で折り紙……じゃないお墨付きを貰ったら高速バスで自宅にGO!(まだ九州新幹線が無かった時代は、以下略)
 涙ぐましいバカだな。

 7月末までの課外授業のあと、8月にまたまたぶらり独り旅の計画。先日の波佐見町が素晴らしかったので、再び焼き物と棚田とを求めて行く先を決めました。電車とバスとを乗り継いで、温泉郷1泊、他に焼き物の里も梯子しようという旅。温泉郷熊本県の水害復興応援、焼き物の里は大分県、と書けば九州の方は行き先の想像がつくかな。

 16時からの特講は03年小松和彦で、これは土曜日の理系と同じ内容。先日の添削の感触がまだ残っているから未明の添削(40人超は正に時間との闘い)は少し楽かな……と油断するから(「T医院」の折り紙……こっちは確かに「折り紙」です……にも調子に乗って)飲み過ぎる。反省。

 7/14は「自粛御膳」をお休み、居酒屋「もりき」で独酌。
 マグロ山かけ・冷奴・ぶっかけうどん