おやすみの電気は消さないで

 7時過ぎに出勤して、今日の午前中はひたすら中3の作文を読んでコメントを書く作業。既に書きましたが、生徒が「私の好きな歌」をプレゼンする作文の、私が知らない歌は全て検索して聴いていますので(考えたら、こういうことが出来るようになったのも極々最近なんですよね)、就職以来19年の採点・添削業務の中でも最も時間がかかったものの一つになりました。スマホにイヤホンを繋いでの作業でしたが、一応、職員室隣の個室を占拠してひたすら音楽漬け。
 YouTubeのオススメはボカロ系が浸食していますし、『THE FIRST TAKE』という番組も初めて視聴しました(CHEHON「韻波句徒」を聴くため……格好いい曲でしたけど、大阪弁のイントネーションってラップでですら笑わせに来てる感が出ますね)。

 午前中の音楽漬けで頭がクラクラして、放課後16時の特講(東大理系漢文)の存在を忘れて帰りそうになりました……が、今日は2回目にして最も楽しい教材の一つ(79年文系、姚鼐の書簡文)なので大慌ての板書準備も楽しく。国語の試験というのは出題者の読解の受験生による追体験、という事実の理解の程が、設問(一)の解答を見れば判る問題ですね。この設問の解答欄が1行ではなく1.5行なのはなぜなのか、ここから「(国語の)試験とは何か」への理解が始まります。

 特講の最中に博多座からの公式発表、私がチケットを取った5/24(火)の夜公演は、主演を橋本環奈から上白石萌音に代えて開催が決定しました。残念ながら中止になってしまった公演もありますし、橋本さんの体調も上白石さんの体力も心配ではありますので万々歳とまでは言い切れませんが、幕が上がるならそれは確りと見届けます。
 頑張るぞ! と、特講終了後の17時から職員室で添削をガシガシ……あぁ、やっぱり、今年の東大理系、強いんじゃないかしら。設問(一)には苦戦してましたけれども、これは勉強量や理解力の差ではなく経験の有無だから仕方がありませんね。
 添削の半分を終えたところでストップ、答案を自宅に持ち帰って入浴。今日も外食です。

 5/18も自粛御膳をお休み、居酒屋「もりき」で独酌。
 ぶっかけ素麺~刺身2点。
 素麺の具材は海老・うずら・エリンギ・蒲鉾・プチトマト・三つ葉。ここから、マスターが冷やし茶碗蒸しを作るつもりなのが知れます。夏の人気メニュー。茶碗蒸しは冷やすと御馳走感は少し下がりますが、涼をとるのにはうってつけなのです。刺身はマグロと、もう一つは有明の「ヤスミ」という名前の魚だそう。初耳ですが、父親の名前と同じなので記憶に残ります。