心配ないぞ 限りある人生にいっぱい 楽しい時間を

 大学入試本番の前後は仕事の「凪」というのが「高3担当者あるある」なのは本当ですが、高3・浪人生の添削以外の仕事は普通にあるわけで、今日は中3関係の仕事が目白押し。授業4コマは教科書外の投げ込みで今村仁司「抗争する人間」を。それ以外の時間に、第5回定期テストの平常点の計算を160人分。小テスト(漢字・センター過去問)で満点だったら+1点、課題テスト・0.5回定期テストの点数を圧縮して加味、等々計算はなかなか面倒くさいのです。私の場合、ノートチェックはありませんし、忘れ物や提出物を点数化することは(学年団所属ではない学年の授業で当該の学年団から依頼された場合を除いては)しませんし、欠席遅刻も点数に影響しません。

 平常点、私がF校生だった時代から嫌いなんです。漢字を間違えたり計算が違ってたりしたらそのテストの点数が引かれる、というのは当たり前で納得が出来るのですが、それ以外の「人生」に点数をつけられる言われはないぞ、というのが端的な理由。就活における来歴・人格の査定(不採用=否定)を少しでも残酷だと思える人なら平常点は忌避するはずだと思っています。というか、平常点をつける教員の側が「遅刻も欠勤も提出物遅れもしません」とかいう完璧人間じゃないんですから(それどころか「忘れ物」を遥かに超えた「物忘れ」の領域に突入してるんですから)、まぁ叱ったり注意したりするのは大人の役割(っつーか業務)として仕方ないとは言え「点数化」までは行きすぎじゃないか、と思ってるんですね。
 ですので、平常点に関しては、課題テストや小テストなどのテスト点のみを加味すること、出来る限り満点を超えるようにボーナス点をばらまくこと、を心がけています。勿論、これは「好き嫌い」の話であって「良い悪い」の話ではないです。

 夜はK市でいちばんの懐石「G」に後輩数学先生と、恒例。今日はカウンターに並びました。若竹の椀物が絶品、ランチにしか出てこないと思っていた天麩羅も嬉しく。会話の中身は、書けません(いつも通り)。