まいったネ 今夜

 5時起きで入浴、書斎で書き物・読書、11時に自宅近くの食堂「M」でちゃんぽんの昼食。徒歩で学校入りして授業準備その他の机仕事を。途中、私以外ほぼ無人の職員室に70回生の一団がやってきてご挨拶。中には一浪で某大医学部に合格した方もおられたのですが、いつもいつも私が言うことは一緒で「なぜ日曜盆正月に学校に来るに際してアポイントを取らない」という。バスケがやりたいから体育館を開けて欲しい、と私に言われてもどうしようもないので、70回生学年主任サッカー先生に電話をして話をつけて貰いました(合格は御目出度うと言われたようですが、体育館はどうにもならなかったようです)。ちょっとガッカリしているアラハタたちにもう一度言いたい、「だから何故アポイントを取らない」
 願いと予感とを混同しているうちは、まだまだお子ちゃまですね。

 西鉄K駅まで徒歩、特急で移動した後は天神の地下街から直結の「岩田屋」で袱紗を購入。そう言えば、袱紗ってデパートのどこに売っているのか知らないな、とインフォメーションのコーナーで尋ねたら、「和小物」の売り場と「フォーマル」の売り場にそれぞれ幾つかずつ置かれているとのことでした。「和小物」の方にあった博多織(紫、慶弔両用)を選択。
 「ジュンク堂」で本を買い込んでから、薬院まで歩いて電車で桜坂駅へ。約束まで30分程あるのは駅前にあるだろうカフェで踏んでいたのですが意外と店が無く、徒歩3分の小さな小さなビルの1階にあった「桜坂珈琲」(カウンター4席のみ?)でコーヒー(バリ神山)を1杯。

 18時前に桜坂駅でMくんと落ち合って、徒歩5分の割烹「T」へ。6050円のコース一本とドリンクと。値段からは想像の出来ない手の込んだ料理が食べられるので、前回独りで初訪問した時に、いつか誰かとと機会を伺っていたのです。
 すり流し~八寸~椀物~蒸し物~天麩羅~焼き物~釜炊き御飯~デザート2種。八寸は流石にK市の「G」とは行かないまでも、ご主人のご出身である糸島の食材を使った前菜は和風2種、洋風2種が可愛らしく。最後のデザートも練り切りとムースとという形で和洋1種ずつの拘り。釜炊き御飯(桜エビ入り)は飯のお供5種類のとりどりもあって2杯3杯と行っちゃう。
 カウンターとテーブルとを合わせて約10席の小箱は1ヶ月先まで予約の取れない人気、本日も満席で18時一斉スタートです。コロナ禍を意識してなのか2時間弱でお会計というオペレーションは酒飲みにはやや慌ただしい気がしますが、二次会をゆっくり堪能できることを考えたら利点でもあるのかな。

 「誕生日なんだったら断んなさいよ」と開口一番ぶーたれてからビールで乾杯。誕プレの袱紗をお渡ししてから近況報告と4月からの生活について。福岡市を離れて来年度は古賀、K駅と古賀駅とに住む二人が落ち合うなら……博多かなぁ、とか次の飲み会の計画を薄ぼんやり考えたりしながら。
 「T」のコースは少量多種、全部平らげても20代半ばのMくんはお腹に余裕がある様子で、ちゃんと飲み食いできる居酒屋を2軒目にしようか、と話したら「もし空いてたら行ってみたい店が天神に」と。電話で尋ねたら30分後に空席が出るとのことだったので、ゆっくり電車(桜坂~薬院)と徒歩とで行けば丁度良いという流れになりました。1軒目は私が全額出して、2軒目はMくんに任せることに。

 裏天神にある炉端「M」は、1階席にも2階席にも大きなコの字カウンター、テーブル席も沢山で、ざっと見たところ100人弱くらいは入れそう。ですが繁盛店らしく全ての席にお客さん、20時半に到着した私たちはたった2席だけ空いていた2階カウンター端に通されましたが、時間的に考えて2巡目の客なんでしょう。
 メニューを開いて吃驚、原始焼きが安くないというのは知ってますけど、のどぐろ1匹(小)4500円て。そんでMくん、それを躊躇いもせず注文て。遠慮するのも失礼なので、料理の注文は全部Mくんに委ねて(どれもこれも美味しかったです)、私は瓶ビールの後に日本酒をかぱかぱという、1軒目と全く同じ流れでアルコールを注文。物腰も口調もずっと穏やかで変わらないから気づきにくいですけど、Mくんも割とぐいぐい飲んでて、途中一瞬だけ心配になったりしました(直ぐに気を取り直しましたけど)。
 結局、1軒目より2軒目の方が支払額が多くて、恩師、頭を垂れまくりました。「T」で「ね、ここ、美味しいでしょ~?」とかドヤってたのが恥ずかしい。

 天神駅までエスコート……じゃねぇなありゃ介護だわ……してもらい、遅い時間の電車でK駅まで戻った後は、タクシーで自宅に戻って入眠、じゃなくて失神。