心を込めて祈ります

 本日、年休。工事が9時に始まって15時に終了。寝室の壁(4面のうち1面)の再生、4人がかりの仕事です。私はその間、書斎で仕事をしたり読書をしたり『ドラクエモンスターズ3』をやったりと、1週間前とほぼ同じ行動を。書斎にはエアコンが無いので、体を温める時には飲み物を作るしかありません(温かいお茶や、豆乳ラテなど)。冷蔵庫には、コーヒーの(1リットルの)パックと調製豆乳とを常備しています。学校へ届け出ていた年休は午前中のみでしたが、職員室に電話をして1日に延長を願い出ました。

 業者の方々が帰られた後、寝室に家具等々を運び込み、2度目の入浴。着替えて自宅を徒歩で出発し、西鉄K駅まで歩きました。本日夜に飲む約束をしているSくんへのちょっとしたお土産(手のひらサイズ)を買っているので、K駅近くの100円ショップでそれを入れる袋を購入。その後、商店街の喫茶店「M」で1時間ほど読書(向田邦子)。隣の席では、保険会社の社員が2人、年下の方が年上の方に退職(転職)の相談をしていました。私も最初の10年くらいまでは度々「辞めたい」と思うことがありました(よく考えたら、国語科恩師先生がご退職になる前にすらそう思ったことがあったというのは凄いことだな、と)が、気づけばそういうことは無くなっていました。

 喫茶「M」から20分ほど歩いたら懐石「G」。約束の10分ほど前に到着したのですが、直前に店の前にタクシーが停まったので、そのタクシーが店先を離れた後、電信柱の陰で数分の待機(恐らく、幹事の63回生Nくんママで、お店の方と一言二言あっているかも知れませんので)。
 「G」はカウンター1組、個室1組、の2組限定。カウンターではご夫婦連れが既にワイン・焼酎を飲んでおられます。個室の先客はやはりNくんママで、2021年の忘年会(63回生担任団と、保護者理事と)以来のご無沙汰をお詫び。今回お誘いいただいたお陰で、ご無沙汰が年賀状3枚分になるのをギリギリ回避できました。今夜の席は、夏にふとした縁でSくんと再会したNくんママが、Sくんが「G」の道向かいにある「M病院」で研修中とお知りになって是非にということになったものだそう。折角なら、旧担任団の中から呼べばホイホイ来そうなのも誘って、ということでしょうか。時間ちょうどにSくんが到着して、ビールで乾杯。
 八寸には今冬初めての牡蠣(辛煮)、毎月期待の椀物は寒鯖の船場汁、焼き物は鰆(車海老温野菜のサラダを添えて)、肉料理の合鴨がコースに入っていたのはSくんの魚というご希望に合わせて河豚(竜田揚げ・一味焼き・雲子豆腐葛焼き)に変更、最後は穴子の蒸籠蒸しに袱紗汁。デザートはリンゴのゼリーに紫芋の安倍川。これを土曜にもう一度、というのは贅沢が過ぎる話ですね。

 話題は懐かしい中高時代のお話に、Sくんの仕事のこと、それに63回生諸氏の近況が中心。個人的には、我ら文系A組(←久々に使う言い回し)44人の担任として、或る意味で行く末をもっとも気にしていた某くんが幸せにな(ってい)るというのを知れたのが嬉しかったです。
 幸せな席……だったのですが、食事代から帰りのタクシー代まで、43ちゃいが鐚一文も払ってないというのは後で思えば心苦しいというか恥ずかしいというか(その場で思えよ、っつー話なんですけれど、Nくんママの動きがスマートだったので口を挟めず)。後でお送りした御礼のLINEには、次の機会には蝦蟇の口を開けさせて下さいという一文を付しました。