退屈を飼い慣らして 従順な瞳 密かに夜を待つよ

 本日は午前中に授業・特講準備その他。その後、高校1年生の春休み確認テストの採点160枚が午後に回ってきました。今年度、私は高1(74回生)の漢文を担当するのですが、授業に行くのは中学から入学した所謂「内進」クラスであるB~E組のみ(週1コマ・4クラス)で、高校入学のA組「外進」クラスは別の先生がご担当。外進と内進とでは授業内容・テストが全く違っている(先に進んでいる内進を外進が追いかける格好な)ので、別教員の担当が可能なのです。という次第で、私は昨年度(中3)国語Ⅰ(現代文)を担当した彼らを引き続き受け持つことになりました(科目は変わりましたが)。
 で、確認テストの採点です。問題をお作りになったのは、昨年度彼らの国語Ⅲ(漢文)をご担当になった別の先生。春休みの宿題を指定して春休み明けの課題テストを作成するまでがその先生のお仕事で、その採点は新担当の教員がやるというのが国語科の恒例になっています。自分で作った問題ではないので、作為を入れず淡々と○×△をつけるマシーンになって……採点していたら、マシーン、「あれれ?」とちょっと違和感。
 昨年度、彼らが中3の時の現代文の答案と「迫力」が違う。昨年度は大体いつも「凄い、出来る、頑張るなぁ」と感心しながら定期テストその他の採点をしていたのですが、今回の漢文は、何というか、極々普通の学年の答案。きっちり宿題やって(お座なりではなくきちんと知識として頭に入れて)満点若しくはほぼ満点という人も一定数以上居るんですが、現代文の時はあれだけ良い記述を書いてきた人が何でこんなに普通なの?(どうかしたら知識が不足してるの?)みたいに印象がガラリと変わる例もたくさん。まぁ、漢文が科目としては「モブ」なのは分かりますけど、ちょっとでも勉強したら簡単に点が取れる科目であるだけに「その程度もやんない人だったんだ意外~」みたいな「ギャップ萎え」が複数回あったのはちょっと残念でした。
 採点自体は、配点20点(現代文・古文・漢文合わせて100点で、漢文は20点)の最早「小テスト」レベルの分量だったので、1時間ちょっとで終了。

 夜は懐石「G」に後輩数学先生と2人で。八寸(10種盛り)の、鮑で生ビールが1杯、唐墨で瓶ビールが1本空いてしまったのは流石に新記録。「美味死」とか洒落にならないんで、その後はペースを調整しましたけど。蓬豆腐と鯛との椀物、鰻と鱒との焼き物、根菜・山菜のお強、が特に美味しかった。
 嘗ては6000円だったコースが数度の値上がりを経て今は8000円、仕方ないですね。