オレに幸あれ 転んでも よろけても

 本日、Twitterアカウントを開設してから丸11年が経ったそうです(Twitter社が教えてくれました)。当初は高校63回生の担任としての(弄られ)ネタを、生徒を囚人ば……じゃない、出席番号呼びしつつ書いていました。年経て今は、年齢・所属故に生徒との間に距離が生じ(少なくとも弄られるようなことは無くなり)、tweetの内容は公私における単なるメモと化しています。主にTQCのメンバーとの連絡には便利なので、まだまだ続けるつもりではありますが、Twitter自体が無くなったりしないか少し案じてもいます。

 3時起床、入浴を挟んで添削3時間強、集計まで合わせて4時間弱。8時前に職員室入りして、文系A組担任の世界史先生の机に返却答案を届けました。本日は授業無し、明日の授業(高3現代文)の板書準備をしたり、時間割業務を行ったり、机仕事を終日。

 夜は、56回生Sくんに誘われて居酒屋「U」~小料理屋「U」。Sくん、京大工学部に進学後、共著論文が『Nature』に載ったりして間違いなく研究者驀地だと予想していたら、豈に図らんや途中から金融工学に舵を切って今は某金融会社にて曰く「ギャンブルが仕事」なんですって。学生時代に尖りまくってた雰囲気は消えましたが、「僕と飲んで喋っても得るものはないじゃん?」に「まぁ……確かにそうですね!(笑)」とか、「冬のボーナスは××万円!(私の10倍強)」とか、爆愛待ったなしの無屈託で酒が旨い。2軒目の「U」には偶然事務嬢さんがおひとり様のカウンター、3人で話し込むことになりました。

 で、私もSくんも酒が好きなもんで、2軒目の最後は女将さんから「大丈夫?」と心配されるレベルの酔い方(だって、楽しかったんですもの)。それぞれが呼んだタクシーに乗って自宅に向かったんですが、自宅マンションに到着した瞬間にスマホに事務嬢さんからの着信があり、「先生、財布を店に忘れてる!」と。そこで、運転手さんに引き返してもらうようお願いして、その前に一旦部屋に荷物を置こうと車を降りたところ、マンション入り口のコンクリ階段でうっかり転倒してしまう。両足と右手とを強かに打って、真っ暗だから怪我の状態も分からないまま、とにかくタクシーで「U」に戻る。
 機嫌良く店を後にしたオッサンが、その20分後に忘れた財布を取りに戻って来たらボロボロに怪我していた、というドリフのコントみたいなインパクトに、事務嬢さんは笑いが止まらない。笑ってもらえるならまだ甲斐があるってもんですけど、手足とも結構痛かったので、再び自宅に向かうタクシーの運転手さんにお願いして、到着場所をマンションから少し先のHさん家に変更。我が家には薬箱がないので、予め電話でHさんにお願いして、右手首の擦り傷(割と酷い)にカットバンを、打ち身の酷い右膝(お皿あたり)に湿布を貼ってもらいました。

 明日、保健室で本格的に診てもらおう、と思いながら不健康睡眠。痛さと楽しさとを天秤にかけたら、辛うじて楽しさが勝つ、そんな一日でした。