時間も悩みも消えてく また明日から 元気になれそう

 本日、2学期の始業式。放送ではなく体育館で行われました。3年間のブランク(式典を体育館ではなく全校放送で行う形式が続きました)のために、中1~高3の1100人弱全員による体育館への移動がはっきり下手くそになっています。式典自体は非常に短い時間で終わりましたが、その後に中学生は夏休み課題テスト、高1・2年は体育祭(来週末)準備、高3は特講、と午前いっぱい色々と動きます。午後には長い長い国語科会議があり、何だかんだで終業17時まで仕事はぎゅう詰め。夜の「もりき」イベントが、珍しく19時からという遅い開始時刻になっているのが今日に限っては有難く。

 昼休みの時間を1時間半前倒しして、後輩数学先生の車で市内の人気店「大峰ラーメン」へ。市街地から随分離れた、交通の便の悪いところにあるので度々は訪れることができません(車を持たないと尚更です)。私も数学先生も、過去の訪問経験は僅かに1度だけ。
 開店5分前に到着したら1番乗り、11時過ぎにシャッターが開く前に後ろに男性が1人。カウンター7席にテーブル2つという小箱を老夫婦お二人で回してお出でですが、私たち3人が入った直後に、作業服姿のグループが2組(2人・3人)、常連客らしい男性客、女性客、父子2人連れ、とやって来て早々に店が満席になりました。
 大盛りラーメン600円、おにぎり130円。元号が1か2つか前みたいな良心価格。具材はチャーシュー3枚とのり1枚、小葱少し。スープは円やかの極み、おにぎりも人の手で握りたて、老夫婦の穏やかなお人柄がそのまま料理の味にも出ている……んですが、K市で後発が「たいほうラーメン」っていう店名は割に攻めてますよね。

 国語科会議は校内模試・入試周りの長い長い打ち合わせ。詳細は極秘。第2回校内模試は、久しぶりに現役生平均が80点(200点満点)を下回ってしまいました。出題側の(4人で4題を作成した後の)難易度摺り合わせの不備もあったかも知れませんが、受験した72回生の側の勉強蓄積や試験中の集中度にも問題があったのではないか、と想像(これは国語科ではなく私個人の見解)。

 本日、「もりき」にて、常連Hさんの独立起業20周年をお祝いするパーティー。今夏20年の営業を終え、21年目に突入するタイミングでの開催です。料理ドリンクで5000円、Hさんへのプレゼント代で2000円。テーブルには、もつ鍋・刺身・春巻き・海鮮炒め、等々豪華なお料理。最初にピッチャーを置いてビールで乾杯した後は、「もりき」冷蔵庫からマスターおすすめの日本酒を出してもらいます。私も、お土産代わりに香川「悦 凱陣」の純米吟醸を1本持って行きました。T先生(私塾)、F先生ご夫妻(公立)、私(私立教員)、H先生(医師)、Dくん、Fくん、Tさん、Mさん、「私が主役」のタスキをかけたHさん、「もりき」さんご夫妻。Hさんへのプレゼントは、形の残らない消え物が良いだろうという判断で高級な日本酒(一升瓶)が3本、それに花束。
 入口横の小上がりは、普通に営業する時は8人が限界の席なのですが、今日は貸切なので廊下に椅子を置いて席を増やしました。小上がりに11席、溢れた1人はカウンター席の最も小上がりに近い側に座ることになってこれが私。大体、私はいつもここくらいの距離感が好きで、「小上がりに座れば良いのに」と言われたら「足が長いんで、こっちの高い椅子の方が良いんです」と答えることにしています。

 店も常連一同もHさんのことは大好きですので、お祝いしたいという気持ちは勿論強く持っているのですが、普段から酒の席でお互いの仕事・私生活に踏み込むような会話をするわけではありませんので、今夜も特別にHさんの会社のことや仕事のことを話題に持ち出すことはありません。このお酒がどーだとか、常連のあの人は最近どーだとか、いつもと同じ。昨年を以て職(K市駐屯地司令)を離れ、現在は別の場所に転勤になったFさんご夫妻にもテレビ電話で参加していただいたり、和気藹々です。で、いつもの通りということは、まぁとんでもない量の酒を飲むことになるわけでして。(妊娠中でアルコールを摂れないお一人を除いた)11人で、一升瓶を次々に空にしていきます。翌日には記憶も朧でどんな銘柄があったかなんて殆ど覚えていませんが、今月(コロナ禍を経て)4年ぶりに開催される「酒蔵の会」でお呼びする新潟「越の鶴」があったのだけは覚えています。金曜日の開催は翌土曜日が仕事休みの参加者への配慮なのですが、私は仕事がある人間なので、翌日に響かない程度の帰り方をしないといけません。F先生ご夫妻(奥様が妊娠中)がお帰りになって、次にT先生がお帰りになるタイミングで私も離席。開始から3時間くらい経ってたかな。勿論、その後も延々と宴会は続き、翌日は見事に全員記憶をなくしておられたそう(余り飲まれない「もりき」奥様を除く)。
 因みに、前述の「酒蔵の会」とは、「もりき」が「久山酒店」と組んで、年に一度、全国の色々な酒蔵の蔵本さん・杜氏さんをお呼びして、酒蔵の商品ほぼ全ての飲み比べをするというイベント。これまで、岡山「南方」、佐賀「能古見」、福岡「庭のうぐいす」、兵庫「仙介」、志賀「不老泉」、秋田「雪の茅舎」、等々の蔵をお招きしています。