第4条 ピーマンは残さず食べること 第5条 5時にはおうちに帰ること

 来週は月曜・金曜に卒業生から飲みに誘われています。店は私が探したんですが、「肉を食べます!」と仰った70回生には肉料理「I」、「お酒は強くないけれど日本酒は好きです」と仰った64回生には「もりき」、と自宅徒歩圏内の店を宛がうことに。どっちも確かな店ではあるんですけれども、手近な場所で労を省いてしまった感。

 『ブラタモリ』が北九州、2週連続で(10/7・14)。これは録画してチェック。録画までするのはおよそ1年ぶり、境港回(『鬼太郎』3期のBGMが印象的に使われていたやつ)以来。

 7時過ぎに徒歩出勤、傘をさせばスラックスが濡れることはない程度の霧雨。始業前は時間割業務、授業の板書準備。職場環境に関するとても喜ばしいニュースが聞こえてきて軽く雀躍り。

 1~5限で高3現代文5クラス、今日はセンター評論の演習で、取り上げたのは03年本試験の山下勲『世界と人間』。自然科学の、人間の意識における位置づけを、意識の誕生というラディカルなところにまで遡った上で考察する文章。地味ですが難問、常は20分の解答時間を今日は23分に延ばしました。で、本文はこれまで彼らが読んだどの評論問題よりも短いものの中身が凝縮されている、ということを事前に説明するに際して、下手に比喩を使おうとするから……。
 私「えっと、何というか、とんでもない握力で握ったおにぎり? 食べ出ヤベぇ、小さく見えてめちゃハイカロリー、みたいな」
 生「もう少しマシな譬えは使えないんですか?」
 私「ごめんなさい、私、国語がかなり苦手で」
 解答用紙の埋め草には、吉田戦車の伝説の4コマ「新しい字を発明しました」を。先に「マシな譬え」と仰った某くん含め、学年で2~3人の生徒に大いに刺さっておりました。別の生徒曰く、「●●先生(←国語科の2歳年下)も授業でこれ使ってた! こんな短期間に2回も見るなんて」と。リアルタイムで経験したオッサン世代には、この作品は強烈なのよ。
 因みに、200人の採点をしたところ、学年に3人の満点が居ました。立派なんじゃないかな。

 ①出汁パックでとった鰹出汁、島根の酒蔵の高級な料理酒、砂糖(どっかのホテルから持ち帰りました)、醤油、ぐつぐつ。レンチン処理済みの人参・大根、刻み油揚げ、鶏肉、ぐつぐつ。皿に盛った後で小葱。
 ②もずく1袋、4つ切りアイコトマト、輪切りきゅうり、みじん切り茗荷、三杯酢。
 ③キャベツの外側5~6枚、千切り、ポン酢ドレッシング。
 ④納豆、刻んだキムチ、茹でて氷水で〆た素麺、めんつゆぶっかけ。
 ⑤刻んだ小松菜、スプーンで掬い入れた充填豆腐、小葱、イリコ昆布出汁、味噌。
 「秋味」、日本酒は既に開いているものを2蔵、「兼八」。
 作る、食べる、洗う。本を読む、録画番組を観る、CDを聴く。明日は土曜ですが休日、夜をゆったり過ごして、「御膳」の開始から終了までに4時間もかけてしまいました。酔った酔った。しかし、こんなの(素麺主食の一汁三菜、①〜⑤)を代金(材料費・光熱費・人件費、他)も払わず他者(含家族)に作らせようってのは、確かにかなり図々しい話なのかも。