入って宜しいぞよ。

 先日島根から届いた地酒8本の中に、4合瓶で1000円を割る目茶目茶な安さに思わずポチってしまったやつがあったんですが、一体どんな訳あり品なんだろうとセラーから取り出して初めてそれが料理酒だったと気づきました。俄然高級品、夜の小鍋立てに入れたら確かに美味しかったぞよ。
 「ぞよ」と言えば、映画『星の王子 ニューヨークへ行く』です。WOWOWで放送されるということで思わず録画してしまいました。昔観たのは吹き替え版、今夜20年ぶりに観たのは字幕版。成り行きで超リッチな部屋を手に入れてしまったスラムアパート大家のオッサン、ジャグジーで寛いでいた最中に鳴らされたノックに返して「入って宜しいぞよ」 子ども時分に大笑いしたこの台詞(流石に声優が誰だったかは忘れましたが、ベテランのアドリブだったんじゃないかな)、英語だと"You may enter."(字幕は「入ってよいぞ」)でした。確かに、普通のシチュエーションじゃ使わなさそうな言い回しです。

 7時過ぎに出勤。板書準備は10年センター本試験小説の津島佑子「水辺」。芥川「秋」(88年追試験)ほどではないですが、これも屈指の難問です(個人的な感想ではなくて、過去の高3学年の演習における平均点から)。1~5限で全クラスを走り抜けましたが、2年前の70回生高3には1人もいなかった50点満点が今年は学年に1人居てお見事でした。
 明日は中学体育大会で天気予報は晴れ。昼過ぎ夕方当たりから一雨来るかも、という予報ではありますが、朝が晴れなら無問題。始まってしまえば何とかなります。という訳で、雨天順延4限授業の時間割は作成せんぞ面倒臭い……と思ってたら、夕方から一天俄にかき曇って顔面蒼白になりました(それでも断乎として時間割は作成しませんでしたけど)。

 夜は自炊。前述の超高級料理酒を使って小鍋立て(豆腐・長葱・舞茸・エノキ・人参・白菜・大根・豚肉)、〆は餃子の皮のしゃぶしゃぶ。美術先生から頂いたゴーヤは(前回は生でしたが今回は軽く湯通しして)またまたツナ・茗荷と和えて小鉢に。
 717蔵目・島根「出雲富士」(夏吟 純米吟醸)。