忍辱精進怠らず 禅定を修し智恵みがき

 お供え用のお菓子・果物は準備済み、お花は出入りの業者を通じてお寺に準備をお願い。1年ぶりの礼服、Yシャツは63回生Iくんが卒業時に仕立ててくれたオーダーメイド、ネクタイピンは国語科恩師先生から。荷物も格好も3年連続で同じです。本日、F校お隣の黄檗宗「S」寺にて母君への読経(お見送りをしてから、明後日で丸4年になります)、和尚さんとのアポイントは10時。
 タクシーで9時半に学校入り。職員室で荷物の確認、お布施とお花代との準備。ネクタイを締めて裏門を出たら、徒歩1分でお寺に着きます。「もりき」を通じた日本酒仲間である和尚さん・坊守さんとはすっかりお馴染みなので、良いことなのか悪いことなのか厳粛さだとか堅苦しさだとかは皆無、親戚不在で私1人なのもあって気楽なものです。20分間の読経も、倍音響きまくりのお声に「えぇ声~」、木魚におリンのリズムに「グルーヴィー」とか適当な感想が頭に浮かぶばかり。「發菩提心涅槃章」は全文ルビ付きのプリントが渡され、和尚さんに合わせて小声で小さく文章を追いかけます。生徒が読んだら、『徒然草』で『方丈記』で、F校校是の「日常性の維持」だ、という風に思いそうな内容。

 職員室に戻って、昨日の高3理系現代文特講(補講)の添削をガシガシ。漢字を除き全4題、120字記述もないので常より楽、3時間強で作業を終わらせた後、徒歩で帰宅。お位牌を戻して、礼服を着替えたら(殆ど汚れていませんが、これはクリーニングに)、入浴後は超早めの時間帯ですが自炊開始。
 野菜鍋の後で豚しゃぶ・餃子の皮しゃぶ。「秋味」は500ml缶のストックがあと少しで尽きてしまいます。これが無くなったら、また我が家の「三河屋さん」こと「K酒店」から瓶ビールを届けてもらいましょう(1ケース20本が無くなる頃には、「冬物語」が発売になるはず)。日本酒は大阪「元朝」、からの佐賀「鍋島」(大吟醸)。本日開栓の後者は、先日ご一緒した70回生Mさんからのプレゼントで、「開栓注意」のガス感は私の好みにストライク。最後の焼酎「東串良之郷」は同じく先日ご一緒した64回生Oくんから。そいや、最初にビールを注いだタンブラーも56回生Mくんの結婚式の引き出物でしたし、今日は卒業生づいてますね。

 読書は、黒柳徹子『続 窓ぎわのトットちゃん』。正編とは視点がやや変わっていますが、文体の感触は共通。これはゆっくりと読んでいきます。
 先日高3担任団から頼まれた推薦書籍800字、今年発売になった漫画を選んだんですけど(本当は漫画はダメだったそうですが、特別にOKをいただけました)、〆切があと1ヶ月遅かったらこの『続 窓ぎわのトットちゃん』を選んでいたでしょうね。