オゝ神様

 研ナオコ喜寿を記念したライブ、宇崎竜童に小椋佳(と、梅沢富美男と)がゲストだったそうで、セットリストもとても良くて行けるもんだったら行きたかった(観られたお客さんが羨ましい)なぁ、という感想なんですけれど、それより何より吃驚したのは先週彼女の旧作アルバム6枚が再発になっていたというニュース。いつかきっとと待っていた『泣き笑い』(1976年)、『かもめのように』(1977年)、『あきれた男たち』(1980年)、『Naoko Mistone』(1983年)、『スタンダードに悲しくて』(1983年)、『名画座』(1984年)、6枚で16500円はなかなかの出費ですが購入注文に躊躇いはありませんでした。

 7時に学校入りして、授業・特講の板書準備。授業は2~5限が高1漢文で、教材は12年度東大入試の本文に採用された『春秋左氏伝』の一節。F校校是の「和而不同」を身分けている生徒なら、難なく理解できる内容です。
 16時からは文系東大現代部特講、今日は難敵04年の伊藤徹『柳宗悦 手としての人間』でした。70分で解答、40分で解説。職員室で漢字だけ採点して、添削は未明の仕事です。帰りは後輩数学先生の車で自宅まで送って貰いました、多謝。

 給料日前の冷蔵庫掃除、ミニトマト胡麻和え、魚味醂干し、キムチ奴。明日は小料理屋「U」に出て、帰りに西鉄のスーパーで食材の買い出しです。
 729蔵目・北海道「北の錦」(北斗随想 純米吟醸酒)。

 野上弥生子「神様」。戦時下に執筆した(婉曲に婉曲に時世を批判した)文章が検閲でズタズタにされたことを登場人物が苦々しく回想するシーン、恐らく反戦の作家である筆者の実体験なのでしょうね。