「そのままの君でいて」なんて歌わないぜ

 ニュースで話題の原作改変問題。考えたら、国語科教員は常に加害者側に居ますね。例えば入試、出典の筆者・出版社には無断で出典として文章を使用し、近年はやや厳しくなってきましたが作問の都合による本文省略・改編はいまだに横行、出題者の本文解釈(或いは出題したこと自体)への筆者による抗議も度々です。
 『町田くんの世界』のミュージカル化というニュースを見て、これは映画(←人災)の二次災害なんじゃないのか、と疑いかけた胸にそっと手を当てました。

 テスト会翌日、予定通り1時起床。朝風呂にお湯を溜めつつ、書斎で東大文理共通問題(2019年の中屋敷均)の添削をガシガシ。お湯が沸いたら長めに浸かって身体を温め、その後は再び添削をガシガシ。書斎には冷暖房がなく、全ての添削・集計が終了した6時15分には既に身体が冷えていたので、もう一度お風呂に入り直しました。
 今日は授業が無く、始業前に答案だけ返却BOXに戻して年休、としてもよかったのですが、67回生Yさん・Nさんから学校訪問の連絡があったので通常出勤をしました。時間割業務、高1授業準備、高3添削(昨日の今日でまだ出すんかい、って感じ)、居れば仕事はあります(というか、増えます)。何となく眠たい目を擦りながら、淡々と机仕事を。

 Yさん・Nさんは67回生文系だから社会人ですよね、それが予めLINEでアポを取った時間から1時間以上も遅れるってどういうこったよ大学生かよわしゃ帰るぞ、と昼の職員室で苛ついていたら、当該の女子2人はケロッとした顔で「『大砲ラーメン』の誘惑に負けました~」とか言いながら近づいて来ました。職員室への土産がミスドのロングBOX(10個入りでしたっけ)なのも合わせて、こやつらは母校恩師を舐めておる(と思ったら、別に箱入りのお土産を準備なさっておられました)。
 で、「大学生かよ」とツッコんでたら本当に大学生でした。Yさん、コロナ禍で1回休学したんですって。突如のオンライン生活、それまでなら「移動」にかかっていた長い長い時間を一人内省(自己省察)に使えるようになったなら、そういう人も沢山出てくるんでしょうかねぇ。
 因みに、春から社会人のYさん・Nさんの就職先は、多分1年目から43歳の私の給料を超えて来よんな(知らんけど)、と思わされるような大企業。Yさん(私が高1Aで担任を務めた関係)とは、8月に上京したら飲みに行こうという約束を交わしました(ブラック企業で憑かれ・疲れきってなかったら良いですけど)。そして、様々な高校同期の就職先を列挙する中でここでも幅をきかせる「コンサル」の4字。

 土曜半ドン、16時にはかしゃぷしゅ~。残り物でサクッと飲んで、とにかく早めの就寝です。何しろ眠いのよ。
 752蔵目・鳥取稲田姫」(白麹仕込 純米酒)。