アッコの女流作家はつらいのよ!

 ちょっと前に録画した『きょうの料理』の再放送は、1985年の平野レミ初登場回。素晴らしい。
 平野さん、「執筆」を「しゅうひつ」と読んでいたという出だしのジャブからもう面白いんですけれども、天衣無縫喋りたい放題に見えて、「某デパート」「これはスライサーの宣伝じゃない」だとかのNHK弄りにしても、「開いて開いて開いて……箸をだからね」だとかの下ネタストロークにしても、NHKの生放送の中で出来る範囲がきっちり計算されているのは流石だと思いました(知りませんけど、久米宏の教育の賜物だったりするんでしょうか)。
 分葱の雑な扱いに驚いたり結婚なさい弄りにたじろいだりしつつも、平野威馬雄和田誠といった文化人家族にきっちり言及してQ&Aを成立させ、1週間保存の大根にはお酢を入れるという方向に誘導する等々、山根基世アナウンサーの講師捌きもお見事でした。

 定期テスト2日目、本日も高校生の保健室受験は無し。私は1限に高1漢文の出題があり、50分の試験時間の間に2度(質問を受け付けるために)4クラスを巡回。今回は問題数が多くなく、その気になれば終業の時刻までに採点・集計を終わらせられるレベルだったのですが、今日明日は別の机作業(←昨日の日記で触れたもの)があって採点に時間を取ることが出来ず。明後日以降、ゆっくりやります(年度最後の定期テストというのは、生徒の性質が如実に見えて採点が面白いんですけれど)。

 鬼連荘3日目の夜は、K市いちばんの懐石「G」で後輩数学先生と月イチの飲み会、に中2主任数学先生をお招きして。今年度の色々な思い出を振り返った後は、(年度末恒例の)人事新学年に関する噂話や妄想話に花を咲かせました。ビールで乾杯のあと、ワインの赤・白をボトルで(私だけがワインの前に日本酒に寄り道)。月替わりのコース料理に今月は珍しく(年に1回も無いという記憶)天麩羅が出されまして、タネは殆どが山菜。寒の戻りが激しすぎて肌感覚ではそれどこじゃないんですが、確実に春はやって来ているということなんですね。
 「G」は街中から外れた場所にありますし、コースをじっくり堪能したら3~4時間はかかりますので、二次会は無し。タクシーで帰宅した後、居間で缶ビールを1本だけ飲んでから入眠。