開けろ 開けろ 扉を開けろ

 録り溜め消化の『サワコの朝』、今回は遂に林修先生。いやぁ、凄い方だなぁ、と思いながら30分。それにしても、東大入試現代文の話を土曜朝のTVで話すのが許される(土曜朝のTVで話せるレベルで紹介する)ってねぇ。具体的には「2006年の東大現代文は、全く違う2つの話が並行している(大意)」と仰った上で、そのことの比喩に講義する土地を走る2本の路線を用いると仰いました(例えばK市なら、西鉄とJRとが共に福岡市に向かっている、というような感じでしょうか)。
 我々教員ならそれが宇都宮輝夫「死と宗教」の聖・俗2項の話題だと(でもって、林先生はそのお話をなさりながら現代文講師的な「手の内」は一切明かしておられないことも)即座に判りますが、一般の人はどうかな。土地毎に比喩を変えるという工夫に「凄い!」ってなるのかな(日本中を跳び回ってお出でなんでしょう)。

 職員室は、14日に福岡県の宣言解除(か)という一報で俄に騒がしく。私は、偉い先生が決めた日程(例えば教務部長地理先生がお作りになった年間行事予定表や、進路指導部長数学先生がお決めになった模試・特講のスケジュール等)に従って時間割変更を作る「機械」なので、一緒になって騒ぐ立場じゃないんですけれど、それでも若しかしたらそろそろ授業が出来る? と思ったら心がざわつきます。

 高2の郵送物を処理しながら、数学先生が生徒の書いてきた「独楽吟(どくらくぎん)」をずっと「こまぎん・こまぎん」とお読みになって、挙げ句「先生のお好きな日本酒の銘柄ですか?」と来られる。お判りの上で仰るのがお人の悪いところ、んなもん生徒に配るかっつーの。
 私「そんな、人をアル中みたいに」
 数「だって、Facebookの日本酒、凄いじゃないですか」
 私「確かに」
 毎日1銘柄開栓を1ヶ月、明日で記念の30種類目ですねぇ。

 5/13の「自粛御膳」。
 にゅうめん・ゴーヤチャンプルー・鰯煮付け・小鉢2種。
 日本酒は島根「王祿」の丈径(本生)。これが29本目。明日の30本目は今回の「自粛」で買ったお酒の中で2番目に高い瓶です。