わたしを離さないで

 ちょっとした理由があって出勤時にゴタゴタ。ギリギリだし雨降りだしということでタクシー出勤を。今日と明日と高3は授業も無く特講も無く、第1回校内模試を受験します。私は監督を今日だけに詰め込んでもらい、明日(監督無し)・明後日(もともと授業無し)の「エア・ポケット」を使って1泊2日の旅行に出ます(目的地は長崎県波佐見町)。
 ですので、とにかく本日出題の模試の採点を今日中に行う必要があります(明日、2日目が終わって生徒が下校する前に返却してもらいます)。14時30分に届いた答案200枚を無心に採点して(自分で作った問題なので、採点は苦ではありません)、集計まで含めて19時30分に終わらせました。全ては旅行のため。

 今回は評論を担当して、選んだ本文は伊藤亜紗『手の倫理』(講談社選書メチエ、2020年)。伊藤氏はこれから間違いなく「来る」書き手ですので、この本も複数の入試・模試作成者に「狙われて」いるでしょう(後で生徒から聞いたのですが、T予備校の京大模試で同書の別箇所が出題されたそうです)。表を含めて本文4000字超、漢字の問題は書き取り5点ではなく共通テスト(←名称嫌)と同じ形の4択にして10点配点にする等、二次試験に国語を必要としない受験生に多少阿ってみました。漢字の配点を高くした分、平均点は高く出ました(6割弱でした)が、これは完全にこちらの読み通り。評価を「例年並み」にするか「やや良い」にするかは、20日に遅れて受験する校外生の答案を採点してから決めます。

 6/16の「自粛御膳」。
 小鉢18種。
 378蔵目・岡山「桃の里」(純米吟醸 極上寒造り)。
 明日は旅の人ですので、冷蔵庫の中をクリーンにするつもりで。