どくどくぞんび が あらわれた!

 もちぎ『このゲイとは付き合いたくない!!!(1)』読了、★★★。

 通常出勤で午前中は会議。本日13時に高校寮に戻ってくる(明日から3学期です)高3某くんから急ぎの添削(推薦受験の自己推薦文)を頼まれていたので、寮で待ち合わせて原稿を受け取りました。明日の下校時に職員室で面談をするお約束をした後、職員室でざっと読んで(指摘するべき点を幾つかメモして)から明日朝までペンディング

 K市から新幹線で移動して1泊2日の博多旅行、そろそろ感染の拡大が恐ろしくなって来る頃ですが、今夜は博多座のチケットを購入済み。生で岡田将生という眼福、更に観ただけで教養の深まる(ような気がする)古典演劇です。
 ホテルには15時過ぎにチェックイン、入浴後に少しだけ(ほんの数十分)仮眠を取って、徒歩で博多座まで移動。途中、観劇後に寄る居酒屋さん(博多座徒歩5分)の場所もチェック。

 舞台『ガラスの動物園』@博多座岡田将生倉科カナ・竪山隼太・麻美れい。客席の入りは8割程度。このキャストで空席があるの?(コロナだから?)以下、ネタバレ(?)回避の印象羅列。
 演技と脚本そして舞台調度と音楽との妙があれば例え事件が起きなくてもドラマは生まれる、というのは判りました。ただ、大恐慌(の少し後)のアメリカを舞台に南部富豪生活から没落した狂気の母とその抑圧に苦しむ姉弟と、という構図を現在の日本(例えば毒親の話とか平成令和プロレタリアートの話とか)に当てはめたい意図があるのかどうかは判りませんでした(作り手側や芸術レポの人々は「普遍性」とだけ言うんだと思います、多分)。正直、これ、ウケるのかなぁ、という印象。
 個人的には……母君「産んで欲しがった覚えはない? あんだけの早産で飛び出して来た人間の癖に! 習い事の1つくらい黙って行きなさい!」 vs 私「僕に結婚して欲しい? DVの果てに妻に夜逃げされた父親と、夜逃げで連れ出した子どもの教育ではがっつり手をあげる母親との血が流れてるのに? 僕にどこの誰を不幸にしろって言ってるの?」みたいなやりとりはザラだった(仲は悪くなかったです)のをひしひし思い出したので、観劇後に読んだ芸術レポ(ニュース)で岡田将生が「家族のことを想い出す時間にしてもらえれば(大意)」と言っていたのには深く頷きました。

 1/6は「自粛御膳」をお休み、博多座近くのうどん居酒屋「A」にて読書独酌。
 ゴマサバ・ずぼらうどん・おでん・ピーナッツ。
 505蔵目・福岡「菊美人」(特別純米酒)。

 薬缶に入った湯だめうどんが有名だそう。奥座敷や二階席(グループ用)は平日ながら満席のようで流石の人気店ですが入り口側のカウンター(独り客用)は独占、オーナー氏(元コピーライターから居酒屋オーナーの経歴)からお店の誕生までの歴史など色々な話を伺いました。
 500蔵を超えて遂に「菊美人」、61回生Eくんのご実家にして福岡県の酒蔵協会会長を務める蔵のお酒を飲みました。これだけでも「あかちょこべ」を訪れた甲斐はあります。福岡県以外のお酒のラインナップを見れば仕入れが「もりき」と同じ「H酒店」だというのも直ぐにわかりますね。お料理の味・値付けも含めて良いお店でした。

 ホテルで軽く飲み直してから早めに就寝。