ギュウギュウ詰めのクラウド(準備はいーか?)

 酒井順子『日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか』読了、★★★★。

 1限に板書準備をして、2~6限で高3現代文の授業。共通テスト(名称嫌)対策の過去問は大昔の武満徹「自と他」。作曲家と建築家には、時折素晴らしい文章を書く人がいます。部分と全体との両方が見えるからなんでしょうか。

 しかし、6限授業のうち5限が授業というのは大変。これに会議が一つでも加われば9時~16時で休みなしということになります(休み時間は生徒の相手、休んでる教員なんていません)。これは何度か書いたことがありますが、中学3クラス高校4クラス(50人学級)だったのが中学4クラス高校5クラス(40人学級)に変わる時、例えば担任業務が楽になるなどという例を持ち出して「教員の負担減のため」というアナウンスがされたのですが、あの時それを本当に信じた教員がいたのかどうか。
 担任業務で言えば、担任自身は50で割るか40で割るかの違いがあるだけで使う労力は変えないだろうし、担任要員が増えたら(多少の教員増員をしたところで)1クラスに1副担任という制度は崩壊するだろうということは容易に想像が出来ます。授業で考えるなら、6限授業の中に5コマの授業が詰め込まれるのは身体に負担だろうし、同じことを一日に5回も喋らないといけないというのはストレスが溜まりますし、授業準備の種類が減る(例えば、週に4種類×4クラスだった授業が3種類×5クラスになる感じ)ことは教科教育に関する教員の学びにとってはマイナスですし……等々。まぁ、詮無い話ですけど。

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