それで 今頃は うまく行ってるの?

 研ナオコ『70歳、すっぴん人生』読了、★★★。40年近いファン(少なくとも、幼稚園の頃にはカセットを聴きまくってました)なので購入しました。基本的に教訓語りなんですけれども、個人的には芸能界における来歴や交友を語ってくれる(ゴシップ的な)やつが読みたかったなぁ、と。私、抽象的なファン(生き方やファッションに憧れるわ~)ではなくて具体的なファン(顔が好き声が好き曲が好きトークが好きコントが好き!)なので。
 今日の日記タイトルは、研ナオコ「くちぐせ」の一節。詞曲とも荒木一郎ですが、歌詞の中に「都はるみ」の名前が出てくることが、発売当時(1980年)には話題になったんじゃないかと想像します。ですが、私はそれよりも1番の冒頭に出てくる「仕方ばなし」というフレーズの方が気になります。こんな言葉が入っている歌、他には知りません(というか「仕方話/噺」の意味、40年前の大人は大体知ってたの?)。

 授業無しで終日机仕事。
 次の高3の授業(センター過去問演習)は08年の夏目漱石彼岸過迄』。毎年毎年そうなのですが、プリント準備・解答用紙作成・板書計画をしながら、吹き出しそうになるのを抑えられません。陰キャ(僕)が陽キャ(高木)への嫉妬に悶え、自意識過剰と恋愛妄想とを拗らせる様、正に「ヒガミスギヤデ」で受験生は失笑必至。というか、男子だけだった時代のF高生には「俺のことじゃねーか」となる生徒が大挙だったことでしょう。男子校時代、そう紹介して高3に解かせたら、本文を見ず選択肢だけを熟読しながら「是が我なり、是が我なり」と解答し、見事満点だった某くんは(私の中では)伝説です。

 夜は「もりき」で独酌。