雨が降ったら 弱い翼はぬれてしまう

 職員室前の広場(壁一面が鏡張りで、今ではその前でダンスの練習をする生徒という光景が茶飯事に!)一画に、笹竹が数本設置され、生徒が願い事を書いた短冊をつるせるようになっています。コロナ禍で暫くの間停止していた生徒会行事が、数年ぶりに復活しました。祝。
 昔(中高共学化より少し前まで)は、教員をイジるか、自分のことを書くなら「成績」か「性癖」かに走るか、というようなものばかりだった(「だけ」ではない)けれども、今ではお綺麗なお願い事ばかりです……というか、公序良俗の観点から生徒会が「自主的に」(←この鍵括弧は裏のニュアンスを匂わせているんじゃなくて、単純な協調)検閲してるんです。時代ですねぇ。

 さて、こちらも時代の変化でしょうか。
 嘗ては豪雨洪水でも止まらないと言われた西鉄電車・バスが、今では頻繁に運休や間引きを行うようになっています。JRも、昔と比べて随分「弱く(正しく)」なりました。ですので、台風などではなく大雨(警報レベル)での休校が年々増えて行っています。とまぁ、最も大きな理由は人間側の慎重さというよりは端的にここ数年の天候の「過激化」が著しいからというもの、要は自然の力なんでしょうけれども。
 明日以降、荒天の予報。金曜若しくは土曜日(或いはその両方)が大雨洪水警報レベルなら休校となります。その判断(連絡)は当日朝5時の一斉メールですので、生徒教員はメールを読んで動きを判断しなければなりません……が、休校の場合の(休校明け以降の)時間割変更については休校が決まってから考える、などという訳にはいきません。中学4クラス・高校5クラスが2日に跨って行われる教科科目の場合は時数の調整が要ったり、非常勤の先生には早い段階でご説明しておく必要があったり、早めの決定が不可欠です。
 という訳で、普通の時間割変更案に加えて、①金曜休校(土曜以降の変更)、②土曜休校(月曜以降の変更)、③金曜土曜休校(月曜以降の変更)、という3種類の時間割変更案を準備しておく必要があります。勿論、これは今日までに作成して私(と中高教頭と)が保管しておくだけ。本当に休校ですと決定するまでは下手に公開すると混乱する先生方が少なくないのですね。ですので、明日明後日が休校にならなかった場合、①~③の作業は人に知られず闇に葬られることになります(これは「ムダ」だという意味ではありません)。さて、どうなることやら(定期テスト直前なので、休校は困る! という先生方が多いと思います)。

 既に今日から雨、ですので出勤はタクシー。高3現代文5コマと机仕事とであっという間に終業。
 夜は自炊。炊き込みご飯・味噌汁・セブンイレブンカップデリ(鯖おろしポン酢)・生ハムチーズ・きりざい。 
 694蔵目・千葉「銚子の誉」(純米酒)。