気分屋で 前向きな姿勢と 無いものねだり 心変わりと 出来心で生きている

 除湿機を回しっぱなしにしている状態ですが、やっと居間の湿度計が30%台の数値を示すようになりました。夏・梅雨の時期は60%台にまで上がることも珍しくなく、数値を見るだけでイヤ~な気分になってたんです(と、言いながら、真夏にも梅雨にも鍋ばっか作ってましたけど)。私は寒さは苦にならないので、これから秋冬にかけてどんどん身体の喜ぶ気候になっていくことが嬉しく。ビールも、「秋味」が終わったら直に「冬物語」、至福です。

 と、たった一日の「悪あが期」断酒で既に脳がビールに犯されていますが、本日、人間ドック半日コース。午前中は年休ですが、別段楽しいイベントでもないので気分は沸き立ちません(というか、どんより沈んでいます。理由の8割は胃カメラです)。
 F校親玉大学病院に到着すべき時刻は朝の8時ジャスト。自宅前から大学病院まで直通、7時49分着の西鉄バスに乗ったら、15分の遅延で到着が少し遅れてしまいました。いつもはタクシーなのですが、1500円をケチった報いでしょうか。大学病院の人間ドック半日コース、本日は4人。毎回毎回予約が取りにくいのはこの少人数のせいなんじゃないかと思うんですけれども、病院側にも色々都合はあるのでしょう。先ずは診察室で身長と体重との測定。身長183.4㎝で体重66.7㎏でした。体重を量るのは前回のドック以来で、もう少し肥っている体感だったので意外。大学入学時の健康診断での体重が69㎏、就職数年後にストレス太りをした時が74㎏、母君の生活のお手伝いをしながら67回生の高3を担当していた時が62kg。何だかんだで、今がいちばん良い塩梅なのでは、などと。

 8時半から検査開始。先ず腹部エコー、腹の上をバーコード読み取り機みたいなのでグリグリされるのですが、今日の先生は割と力強くて1、2度本気で「痛い」と言いそうになりました。
 ただ、そんなのは次の胃カメラに比べたら屁でもないもの。血圧を測り、胃を洗浄する温苦い水を飲み、喉麻酔のドロッとした液体を飲み干し、ベッドに横になるときに看護師さんに「酷く嘔吐くと思いますけど、すみません」と一言。「私も同じですから大丈夫ですよ~」と優しいお言葉、同じことは担当の医師にも言われ、加えて「胃カメラ自体にも麻酔薬を塗ってますから安心ですよ~」とまで言われたんですが……
 「……ほんとにずっと嘔吐きっぱなしなんですね」と、担当医に若干呆れ気味に言われました。余りに嘔吐き続けるものだから、最後の十二指腸の検査の時には「簡易的なのにしときます」とのお言葉。私は口からの挿入(太さ1㎝の胃カメラ)で、鼻からの方がカメラが細いとは聞いていたんですが、鼻炎持ちで鼻血も出やすいのでちょっと怖いんですね。今回、所見に「鼻からの方がいんじゃね?(大意)」と書かれました。因みに、担当医によれば「口からの胃カメラにも6mmという細いヤツもありますし……」だそうで、それを言われた時には「だったら最初からそれ使えや!」とキレそうになりました(嘔吐き疲れとずっと見られていた恥ずかしさとでその元気はありませんでしたが)。

 胃カメラさえ終われば、その他の検査は恙無く。「人間ドック」と伝えればどこの検査場でも一般(?)の患者を飛ばして優先的に順番を回してもらえるのです(だから人数が少ないのかも知れません)が、流石に採血の会場前に門前市(100人超だと思われます)の状態だったのには受付直行に勇気が要りました。採血・検尿・胸部レントゲン・視力・聴力・心電図・肺活量、と総ての検査は2時間で終了。最後の肺活量の検査は、過去2回のドックでは(コロナ禍を鑑みて)省略されていたので今回が初。トイレットペーパーの芯みたいなのを口にくわえて息を吸ったり吐いたり、それに合わせて心電図みたいなグラフが上下するのはカラオケ歌ってるみたいでちょっと面白かったです。
 診断をして下さったのは3年連続となるF先生、血液の数値が徐々に良くなっていることを褒められました。ただ、γ-GTPの数値だけは過去3回で最悪、F先生から「ここ数日で凄い飲み会とかありました?」と訝しがられましたが、逆で、今回は「悪あが期」が短かったのです(……なんて言える筈も無く)。投薬の勧めや紹介状の必要は無し、腫瘍マーカーの結果が異常なしだったのは嬉しかった。

 病院から直接タクシーで学校へ。午後は、水曜日以降の授業準備、机仕事。今夜は飲むぞ、と仕事を(15時過ぎに)早上がりして帰宅、入浴、炊事。そう言えば、食事の塩分を減らすように言われたな、と、カレイの煮付けに醤油を用いるのをやめて、味噌汁はかき玉汁に変えて、など猪口才なことを。
 土鍋御飯(納豆・卵)~カレイ煮付け~冷や奴~かき玉汁。
 723蔵目・栃木「清開」(特別純米酒 ひやおろし)。