ホーヤーレイホウ ホーヤーレイレイホウ お家へ帰ろう

 ニュースに疎い人間の、ニュースの話題2件。
 先ずは、クックパッドのJapan CEOに抜擢された29歳というニュース。私は面識が無い方なのですが、57回生のFくんですよね。卒業後の風の噂(「食堂」のお話など)とか後輩に寄せた文章とかから、素敵な方なんだろうなぁとぼんやり考えてたんですけれども、「素敵」なんて不遜だったですね。これは、良いニュース。
 で、これが政治のニュースの話になると。「ワーケーション」とかいう痰壺行きの駄語が、選りに選って弘田三枝子の訃報の横に並ぶとかいう地獄。このセンスには開いた口が塞がらんわ、とか思ってたら直後に第2波が来る。同僚から「マスク、追加で8000万枚配るってよ」と教えられ絶句。「どう思う?」と聞かれ、自分まで「えっと、8000万枚とラッスンゴレライって、兄弟?」とかいう痰壺行きの駄洒落でどん滑りするなど。だって、もう、政治ニュースの下らなさにどう反応していいかとか判んなくなってしまってまして。是是より非非とは言いますけど、限度が……って反応を狙ってやってんのかねぇ。

 因みに、「ワーケーション」って駄語自体は、もう20年選手とかなんですってね。出来るビジネスマンは「ノマド」で働くとか言ってたのが10年前くらい? 興味ないからよく分かんないですけど、元ちとせの『ノマド・ソウル』が2000年代初期でそれより早かったのだけは(ユーミンファンなので)間違いないです。
 旅行中って時間がゆったり流れるんで、本を読むスピード(文字を追う速さ)が自宅や職場よりもかなり落ちるんですけれども、そうすると入試・模試の問題を見つけやすくなるんですよね。実際、半分とまではいかないですけれども3割方くらいは旅行先の喫茶店や移動中の新幹線での読書で出典を見つけています。ネット環境に依存してなくても「ワーケーション」って言って良いんですかね?
 もし、「ワーケーション」ってのが、小さくは川端康成が宮崎に長期投宿して「たまゆら」を書いたとかいうやつで、大きく見たら森博嗣みたいな生活をするってことでいいんなら、それはもう人類共通の憧れですよ。

 本日は、高2A組で現代文の授業が1つ(4限)、教務部の会議が1件(5限)、その後で2時間の年休を取って自宅まで往復。自宅ではお風呂を温めている間にクリーニングを引き取りに行って、入浴後に夕食の下拵え(食材を切って、小鉢を盛り付けてラップ・冷蔵庫)。学校に戻った後は時間割の作業、17時から1時間は東大理系漢文特講(先週が休校で流れたので、随分久しぶりの印象です)、この添削は未明の書斎でやります。

 7/28の「自粛御膳」。
 帆立炊き込みご飯・鯖塩焼き・冷製南瓜スープ・野菜ナムル・小鉢3種。
 秋田「秀よし」(ラ・シャンテ 発泡清酒)。今更ですが、缶ビールも冷蔵庫ではなく日本酒セラー(2℃設定)で冷やした方が美味しいことに気づき。今夜は、こないだの旅行時に母君にお供えした野菜ジュースを使って偽レッド・アイなど。