今日の予定は自分とデート

 先生方からメールで仕事の文章を頂く度、返信に「玉稿拝受、有難う存じます」の一文を書いているのですが、先日、とある若手の先生から「先生のメールのあの4文字、日本語ですか? あ、漢文? それとも、先生だから何かのボケですか?」となかなかな連打を浴び。「えっと、日本語なんだけど……取り敢えず、スタンプだと思っとけば?」と返したら、「あ、そっか、頭良いっすね」とガッテンしてくれました。敗北感。

 3時前に起床、書斎で高3文系漢文、及び自由提出の過去問答案を添削。6時半には入浴まで含めて全て終わったので、母君のお供えをしてから徒歩で学校へ……

 ……の、徒歩通勤が辛い。暑さはすっかり落ち着いて陽気は最高なのですが、私の両膝が泣いておりまして(特に右膝)。理由は完全に判っていて、9月の伏見稲荷神社です。無人をよいことに調子に乗って千本鳥居をバシャバシャ写メってたら、石畳の階段で足を滑らせて見事に両膝を(正座する格好で)打ち付けたやつ。直後は山歩き問題なしでしたし、その後もあんまり気にならなかったのですが、一週間二週間経ってから膝が痛みを思い出した様子で。実際、日常生活にはそんなに異常は無く、起床して暫く歩いた後は痛みも(慣れなんでしょうか)消えてしまうので放っていたんですけれども、起き抜けの痛みが徐々に酷くなってきたので、次に仕事の空きが出来た隙を見て整形外科に行こうかと思っています(土曜日かな)。

 午前中は職員室で授業準備その他のデスクワーク。学校まで来て下さるというので、先日生命保険を更新した会社からの派遣で私の健康調査をして下さる方をお呼び出しして、15分程面談も。結果は異常なし。膝の痛みは関係ないよね、えっと喫煙習慣は人生を通じて無し、お酒は……嗜む程度? 父親の安否は存じません。あと、母君のご病気のことは問題にはならないそうです。

 4限の高2現代文と8限の高3理系東大漢文特講との間が3時間空いているので、年休を取って自宅まで往復しました。スーパーで食材を買い込んでからタクシーで自宅まで、自宅で作業後に学校までの道は徒歩(朝と違ってこちらは全く痛みが無いのです)。

 自宅での作業は食事の準備。18時特講終了後に帰宅をしたら直ぐに「かしゃぷしゅ~」出来るよう、夕食の魚しゃぶの具材と薬味とを全部切りました(シイラ・豆腐・人参・白菜・エリンギ・ネギ)。薬味のネギはタッパー、シイラは刺身皿に大葉を敷いた上に並べてラップ、豆腐と野菜とマロニーとはお節用のお重、に詰めて3つとも冷蔵庫へ。
 それから、ゴーヤを薄く虹型に切ったやつは湯通しをしてからツナ・茗荷と混ぜてタッパーへ。これは小鉢用、毎回少量ずつ取り出して、胡麻油だったりマヨネーズだったりドレッシングだったりで和えて食べます。
 白出汁と水と細かく切った唐辛子とで浅漬け、野菜は白菜・胡瓜・人参・大葉・茗荷。これはジップロックの袋に入れて冷蔵庫。
 胡瓜の斜め薄切り2枚、大葉1枚だけは残しておいて小皿に。これは蟹味噌を入れて小鉢にします。

 学校に戻って高3理系東大漢文特講、ここの40人は例年より雰囲気が明るくて部屋の居心地が良いんですけれども、これは学年主任数学先生の王沢なんでしょうね。
 18時の終了後は問答無用で帰宅、先ずは卓上コンロに昆布入りの水を入れて火を付けます。10分弱で沸騰するまでが勝負。
 ・服を脱いでハンガーに掛ける、部屋着を着る。
 ・冷蔵庫の薬味・魚・お重を取り出して、魚しゃぶの具材をセット、及びつけダレのポン酢も準備する。
 ・小皿5種に色々と盛り付ける(浅漬け・蟹味噌、他)。
 ・箸やグラスやその他を準備する。
 ・最も大切な、ビールと日本酒とを卓に並べる。タンブラーにビールを注ぐのはまだ!
 ……で、鍋のお湯が煮立った瞬間に「かしゃぷしゅ~」。

 10/6の「自粛御膳」。
 シイラしゃぶ鍋・小鉢5種。
 和歌山「黒牛」(純米酒)。

 読書、独酌、独家事、独就寝21時半。内田樹・岩田健太郎『コロナと生きる』読了、★★★。